とある日の最俺ハウス ページ5
…
「ねえねえ、これ買ってきたんだ」
『これってなに?』
Aが取り出したのは、よく俺らが実写動画で使うビリビリグッズだった
フ『Aちゃんこれ、止めた方がいいべ、めっちゃ痛いから』
「動画とかで見て面白そうだな〜って思ったもん!」
ほら、こーすけくん、とこーすけにビリビリグッズを渡すA
『えー、なんで俺なの!?』
「こーすけくんのあの何とも言えないリアクションが好きなの!」
『好きと言われたらやらない訳にはいかないな』
ビリビリグッズを手に取り、じゅっと握る
ビクッと動くこーすけにAは大爆笑だった
「あー、やっぱりこーすけくん最高だよ〜」
『Aちゃんに笑ってもらえたから、ビリビリも悪くないかも』
『Aもやってみたらいいじゃん』
と、ヒラが煽り出す
「ヒラくんやらないのにずるい」
『俺は本当にパスだもん』
「んー、やってみたい気持ちはある…」
こーすけの手からビリビリグッズを取り、とりあえず持つだけ持っているA
「こわいよ〜」
『一思いにやれよ』
「キヨくんだってやれって言われたらビビるでしょ」
『Aが、やった後ならやってあげる』
「分かった、じゃあやる」
ふぅーと、深い息を吐いてぎゅっと握りしめる
「いたーーーーーい」
ビリビリグッズを投げ捨てソファに座っていた、俺に抱きついてくる、メンバー全員の視線がこちらへ向く、なんとも言えない空気
『おい、大丈夫か、A』
「うぅ、痛いけど、はい」
ニヤッと笑い俺にビリビリグッズを渡してくる
「痛かったけど今のは大袈裟にリアクションしたの!びっくりしたでしょ?」
びっくりというか、メンバーの視線の方が気になったわ
『分かったよ、やるよ』
本当は全然やりたくない、言った手前やらないとAがまた面倒くさいからな
ぎゅ
『いって、』
「えー、キヨくんリアクション薄い」
『動画も何も回してないのに、なんでリアクションとんなきゃいけねぇんだよ』
「まあ、ごもっともです」
こ『ま、キヨにやらせてもつまんないって事で、今度またなんかやって欲しい時は俺に頼んでよ!』
ヒ『ビリビリ以外だったら俺もやるー!Aに笑って欲しいもん』
フ『Aちゃん女の子なんだから、こういう遊びはしないのー』
、
(こいつら過保護すぎるだろ)
…
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紫蒔(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます!もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました!この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mao. | 作成日時:2019年8月22日 2時