とある日の暴露 ページ18
…
最俺ハウスにつく、いつも通り4人で実況を撮って、その後フジと二人でマリメの実況を取る
ヒラ、こーすけは先に帰る
マリメのコースをお互い無言で作り合う空間
すると、フジが口を開く
『この前ちゃんと、Aちゃん迎え行けたんだってな』
「おぉ」
『次の日、キヨが来てくれたって連絡あった』
「…そっか」
『なんかあったべ』
「いや、友達ってなんだろって」
『俺らみたいなやつの事だろ?レトさんとか、まふくんとか』
「違くて、男女の友達って」
『あー、Aちゃんと俺らみたいな事か』
「フジはあいつと友達か?」
『んー、友達として中学の時からやってきてるけど、友達と思った事は、あんまりないかも』
はてなマークが頭に浮かびコントローラーの手が止まりフジの顔を見る
『ん?俺、Aちゃんの事好きだよ、ずっと』
「は?」
フジは冷静に、コントローラーの手を止めず画面を見たまま話し続ける
『この仕事も偏見がある世の中だから、将来の事とか考えると自分からあんまいけないけど、精一杯優しくして、今はまだこの関係を保ってるってこと』
「いつから…」
『んー、Aちゃんが初めて彼氏出来た時だから、俺らが高二くらいの時じゃない、もやもやした気持ちは恋だって気づいた』
「すげぇな、お前」
『で、キヨはなんで、そんなこと聞いてきたの』
何を言おうとしていたかも忘れるくらいフジの真っ直ぐな気持ち、なんかマウント取られてる気もして、イライラする
「迎え行った日さ、」
『うん』
「…抱いた」
『そっか、』
相変わらず画面から目を逸らさず淡々と話をするフジ
「好きなやつ俺に抱かれてなんも思わねぇの」
『別にイライラするし、ウザイけど、大人じゃん、一時の過ちとかもあるし、お前それで付き合ったとかもないだろ?』
全てを見透かすかのように、こちらに視線を移す
『付き合ってないならいい、でもそれでAちゃん傷つけたら、お前との今後の関係考える。お前もちゃんと自分の気持ちと向き合ったら?』
「…」
何も言う言葉がなかった
数十分無言でお互いコースを作り終わり、カメラとマイクのスイッチを押すフジ
「俺の作ったコース、やってみてくれよ」
、
(スイッチの入ると変わる自分が怖い)
…
202人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫蒔(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます!もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました!この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mao. | 作成日時:2019年8月22日 2時