事故とキミ ページ18
…
『わたしはソファで大丈夫です!』
「いや、俺ソファで寝るからAベッド使って」
『急に泊まっちゃったのわたしだから、キヨさんはゆっくり寝て?』
そんなやり取りをしてAがベッド、俺がソファで寝る事に落ち着いた
もうひと試合!と、マリオパーティをして寝る事にした、午前3時
Aを寝室まで案内する
おやすみ、と告げ電気を消し部屋を出ようとする
『キヨさん、』
振り向く俺
『キヨさん、やっぱりベッドで寝て!』
暗闇の中引っ張られる俺
「俺大丈夫だから、Aが寝て、」
揉み合いをしていたら目が少し慣れてきた…と思ったら急に視界が変わった
Aが体制を崩し、ベッドへ倒れ込む、俺はとっさに助けようと覆い被さる形になった
『あ、すみません…』
慣れてきた目でAの顔を見る、暗闇ではっきりは分からないが、動揺しているようだ
『あの、キヨさん、?』
「ごめん、」
小さな声で謝罪し、俺はAを抱きしめた
『あの、キヨさん!?今日お酒入ってないですよね、どうしたんですか、』
焦った様に早口で話すA
「ごめん、A見てるとこうしたくなる、」
『…なんで、』
上体を起こし、二人ともベッド上で座り、向き合う
「理由とか、そんななくて…なんか見てると守りたいって思う」
『…
…きっと
キヨさんでもわたしを守ることは、出来ないです』
「なんで?」
『…』
「この前の話、関係あるの?お兄さんの事とか、」
思い切って聞いてみた
気づいてたんだ、と小さく漏れるA声
『兄の事は、自分でなんとか出来てます、わたしが高校生の時、病気で倒れてしまって、それで女優業お休みしてたんです』
うん、頷く俺
『少し経って、海外で移植手術しないと無理だってなって…お仕事再開して、色んな事やってるんです。』
「そうだったのか、」
『もう、ある程度お金も貯まって、兄の手術も成功しました、いつまで海外で治療し続けるかは、まだ分からないですけど…』
「そうだったんだ、話してくれてありがと…そういう事込みで守りたいし、支えたいっていうか…」
『大丈夫、です、』
もしかして好きな人いるとか?いや、彼氏いたとか?調べが浅すぎた自分を恨む
『誰かに、感情抱いちゃ、だめなんです』
(どういうこと、)
…
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*:まりな:*(プロフ) - mao.さん» 第2章どころか3週目です(笑) (2019年12月1日 1時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
mao.(プロフ) - まりなさん» 度々コメントありがとうございます!!あれですね!分かります(笑)引き続き第2章も楽しんで頂けると幸いです☆*° (2019年11月1日 23時) (レス) id: 3c76f87019 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - うわああ!返信が来るなんて… もうアレだね!ほら、あれ、(褒め言葉) (2019年10月27日 8時) (レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
mao.(プロフ) - まりなさん» ありがたき天才という言葉ありがとうございます!更新少しあいてしまいましたが…頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年9月27日 22時) (レス) id: 3c76f87019 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - おもろいなぁ… 天才ですね!更新頑張ってください!! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mao. | 作成日時:2019年8月19日 0時