彼の愛は止まらない【rd】

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rd side



俺は彼女の看病中、どうやら一晩中寝ていたそうで、朝起きたらAのベッドを枕にしていた

突然、ふわっと彼女の香りが匂ったと思い、ゆっくり起き上がると、肩にはちょっと薄めの布団がかかっていた





rd「(……Aか)」





少しずつ頭が目覚めて、立ち上がり彼女の部屋を出る

少し暖かい空気が肌を撫でる


気持ちの良い朝だった



階段を降り、リビングへ行くと、机の上には綺麗に包まれた弁当箱と置き手紙があった



──────────

らっだぁへ

昨日は看病してくれてありがとう。


朝起きたら部屋で寝ててびっくりしたよ(笑)

家について一眠りする前にお粥食べさせられて、そのまま薬を飲んだおかげか、熱が冷めたよ


今日から普通に学校に行きます

昨日のお礼で弁当作ったから、良かったらどうぞ


Aより



──────────



rd「……手作り、弁当」





彼女の風邪が治ったことも嬉しいが、彼女が俺にお礼で手作り弁当を作ってくれたことがとても嬉しすぎて思わずニヤける顔


誰もいないから隠す必要はないが、予想以上にニヤけてしまう


スマホでL○NEを見ると、ここでもお礼を言ってくれる彼女





rd「……はぁ〜、まじむり」





どんどん好きになるって…

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