彼の愛は止まらない【rd】

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4月9日

今日は新入生の入学式

この広い体育館の外で、今年も桜がキレイに散っている


去年とは違う新学期

楽しみが抑えられない──



──────
───
─



rd「Aー！ また同クラだねぇ！ 席も前だし、最高かよ！」



『あはは…』





入学式終了後

クラスに戻った私たちは──





rd「また同じってこれ運命だよね！？ だよね！？ まじ付き合お」



『はいはい、付き合ってるから落ち着け』





らっだぁを落ち着かせることから始まった

去年もそうだった

同じクラスで嬉しかったらっだぁはずーっとHRが始まるまでこんなだった…





rd「席がAの後ろとかもう…あﾞー、もう…」



ky「誰かコイツを止めろ！」



cn「いや無理でしょ」



md「Aｼｶいない」



『いや、私でも難しいよ…』



rd「ねぇー！ Aー！」



『分かったから！』





ぎゅーっと抱きついてきたらっだぁ

もちろんこのクラスには１年から一緒の人もいるわけであって、見慣れている人もいた

「またやってる」「ここですんな」と言われているような目線を感じて少しの申し訳なさがうまれる





『ら、らっだぁ…？ 今日はここまでにして──』



rd「今日“は”！？ てことは明日俺んち来て貰っても良いんだね！？ ね！？」



『あー、まあ良いよ…。行くからもう静まって…』



rd「よーし、言ったな？ 絶対明日一緒に帰るからな！」



『うんうん、分かったよ…』



ky「お前まじあんなのが彼氏なん？」



『なんで付き合えてんだろ』



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