DIABOLIK LOVERS【心の傷】

エピソード33【躾】 ページ36

レイジ「…テーブルマナーがわかっていないようですね」
A「え…？」


私は晩餐会を終えて部屋へ戻ろうと思っていたところだった。


A「…テー、ブル…マナー…？」
レイジ「……ﾊｧ……いいでしょう。私が躾て差し上げます」
A「あ…ありがとうございます」


いつも誰かが放棄する晩餐会だからテーブルマナーってしたことなかった…


レイジ「…まずは、フォークやナイフの順…複数ある場合、外側から使いなさい」
A「は、はい」
レイジ「それから…貴女の姿勢です…はっきり言って最悪ですね」
A「…な…何かすみません…」


こんな感じでレイジさんにテーブルマナーを鍛えてもらった。正直レイジさんの指導は厳しい…。


レイジ「…では最終テストです…時間を使いすぎてしまいました…」
A「すみませんでした…」
レイジ「食事をしていると思って食べるふりをしてください」
A「はいっ…」


姿勢を正して…フォークやナイフは外側からだったよね？


レイジ「…いいでしょう。……では終了しなさい」


食べ終わるときの作業を終わした。……が


レイジ「不合格です」
A「えっ！？」
レイジ「フォークとナイフを閉じるのを忘れています……これだけ言ってもわからないとは………少し躾が必要のようですねAさん？」
A「え？躾って……きゃっ！」


レイジさんは急に私の腕に牙を立ててきた。


レイジ「………ﾌ……ん……たまにはこういうのも悪くないと思いませんか…？…………ﾊｧｯ……ん」
A「…レイジさ……っぁ…痛い…で、す………ゃめ」
レイジ「…ﾌﾌﾌｯ……しばらく私に吸われていなさい……ﾁｭｯ………ｼﾞｭﾙｯ」


全身から血が抜けていくのは未だになれないものだ…。頭が混乱して何も出来なくなってしまうのがおち。
もうどうにでもなれ…と思うこともたまにある…。


レイジ「……ん……ﾌ……ｼﾞｭﾙｯ……やはり貴女の血は……ﾁｭｯ……甘い」
A「……ゃだっ…恥ずかしぃ///」
レイジ「……そのように思わなければいい……ん……食されることは羞恥に入らない」
A「…あ…レ…イジ……さっ…」


結局何も出来ずに意識を失って終わったのだった…。

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