この空間での愛し方。【文豪ストレイドッグス】【太宰治】【ヤンデレ？】

愛し方 7 ページ9

Aside

お風呂上がり…。
パジャマのサイズがピッタリだった。
え、怖。

あれ…太宰さんはいないのか…

何処に行ったんだろう。

『太宰さーん、いないんですかー？』

これは…いいかもしれない。

何がいいかって？










逃げるんだよ。
太宰さんのことはあくまでも、探偵社の仲間。
そうとしか思ってない。
好きでも嫌いでもない。
あの時〇殺を止めたのは
探偵社で死人が出るのを防ぐため。

そんな、探偵社で死人が出たら国木田さんが
泡を吹いて倒れちゃう←

先程、風呂に入る前にシュンとした顔を見た。
それが原因だろうか…
ごめんね、太宰さん。ひどい事言って。




ここが2人だけの空間というのはわかる。
でも…こんな事しなくても“空間”は
作れたのではないのだろうか。
探偵社にいる時、2人で喋ったこと。
私が太宰さんの〇殺を止めたこと…


太宰さんには太宰さんの愛し方。
私には私の愛し方。
それぞれ違う筈。
これは太宰さんの愛し方なんだ…

一方的過ぎる。
だから、私には私の愛し方があるって事を
教えてやる！

長くなってすみません。
よし、逃げ出そう！

まずはドアの鍵を開ける。
この間と同じ方法でいいだろう。

ｶﾁｬ

ふっ、前の経験が役に立ったぜ！！←
すみません、調子乗りました。

帰ってくる様子は無さそう…

そのまま玄関へ…
_______________
太宰side

ふぅ…少しため息をつく。

私とした事が探偵社に忘れ物をしてしまったのだよ！

｢国木田君、ここにあったネジ知らないかい？｣

｢知らん、ったく…貴様の書類のせいで残業だ！｣

｢ごめん、ごめーん。残業お疲れ様！｣

｢貴様の仕事だ、太宰ィィィ！！｣

｢国木田君怒らないでくれ給え！｣

｢誰のせいだと思ってるんだ！｣

国木田君は五月蝿いよねぇ…
話は変わるんだけれど、
家に監視カメラを取り付けようと思ったのだよ！
それが間違えて本体だけ持って帰って部品を忘れてしまってね。
Aはまだお風呂かな。

すぐに帰らないと…





大好きなAのために…

_______________
Aside

んーっ！久しぶりの外だァ！
最高に気持ちがいい！

でも…何時帰ってくるかわからない。
だから全速力で走る。

太宰さんに見つからないように
裏路地から逃げ出そう…

そう思い、裏路地にきた。

｢手前…こんな所で何やってンだ？｣

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