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爪Part2 ページ6
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次の日の夜
お風呂にも入り、髪の毛も乾かして歯磨きもして、
いつもと同じようにベッドに入り宿儺の隣に並ぶ。
少し暖かい布団を被りながら、
自分より大きい手をフニフニと触っているとあることに気づく。
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『爪…切ったの?』
そう尋ねると、手を繋いでいないもう片方の手の爪を眺めながら
「…愛おしい小娘を傷つける訳にはいかんからな。」
とそう答える。
自然と握りしめている手に力が篭もるのが分かる。
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『…………なにそれ…可愛い。好き。』
「…」
『でも…私爪ぐらいじゃ怪我したりしないよ?』
私のその一言で宿儺は大きく溜息をつき、
「小娘__俺がいかに貴様のことを好んでおるのか分かってないらしいなぁ」
そう言いながら布団を剥ぎ取り、手を繋いだまま馬乗りになった。
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『ちょ宿儺、明日仕事__』
「しらん」
『まっ、』
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作者名:おむ | 作成日時:2021年1月23日 1時