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･
『で、どうする？エース』
私はエースとその隣で同じように捕まっていた
元七武海ジンベエに【脱獄】するかどうかの
話を持ちかけた。
その内容は
【普通にエースを私がここから逃げさせる】
という作戦だ。
まぁ…もっといろいろあるけどエースに理解できるか
どうか…。
そう思ったから短くまとめたの。
え？
どうしてワニちゃんには脱獄の話をしなかったのか
だって？
…あの服装…可愛くない…？
あれほど上品で優等生だったワニちゃんが
囚人服を着て大人しくしてるなんて…
可愛い。
ま、それもあるんだけど本当の理由は
特にはない。
･
【今はまだ脱獄する時じゃない】
そう思っただけだよ。
私はエースの鋭くて強い、でもどこか寂しそうな瞳を
見つめる。
エースは私の脱獄計画を聞き、すぐに
大きな声で「ダメだ！」と私に言い張った。
『どうして？…ここから逃げたくないの？
…エースの親父さんだってそのうちここに来る…
それまでに逃げてほしいの。
海軍と白ひげ海賊団の全面戦争なんて…
見たくない。
部下が傷つく姿は…私は見たくないの。』
私は心の底からそう思ってる。
普段は適当にあしらっている海兵達だって私の
大切な【部下】。
もう人は失いたくない。
部下達が傷つく姿なんて以ての外。
だけど。
エースが処刑されるのもいや。
だから今回の脱獄計画しか手がない。そう思った。
･
私は唇を噛み締めながらエースに『お願い』と
そう呟いた。
するとエースは私の瞳から流れているルビーに
驚きながら返答する。
エ「…アナが言いたいことは分かる。
だけどなぁ！その作戦じゃあお前自身が＿＿＿」
『私は大丈夫。そんな簡単に潰されないし…
私自身は何も気にしてないからっ＿＿＿』
突然、視界全てがエースの顔で埋め尽くされた。
唇には 暖かい感触がして、エースの綺麗な瞳と目があう。
キス…されてるの…？
私は驚いてすぐさまエースの目の前から離れる。
するとエースは俯きながら、弱々しく口を動かす
エ「やめろよ。」
『え…？』
エ「なんで。お前自身は！
自分を大切にしないんだよ…。
おれは！お前が自分自身を大切にして欲しいんだよ…」
『っ……エース。』
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さよ - 鳥は歌い花は咲き誇る...サンズ？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: 8a9f06b049 (このIDを非表示/違反報告)
ミオピ(プロフ) - ぴのさん» そうですね…短編集にして出してみようか考えてみます。リクエストとか募集してみてもいいかもですね… (2019年10月7日 22時) (レス) id: e6f11384bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めっちゃ好きです。良ければR版もみたいな……なんて思ってます。もちろん作者様が18歳以下だったら無視して貰って構いません。 (2019年10月5日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオピ | 作成日時：2019年9月13日 3時
