30 ページ32
･
『アナただいま帰りましたー』
私は誰もむかえにきていない海軍本部の
港で1人で叫ぶ。
すると数名の海兵が私に気づき大急ぎで
こちらに走ってきた
それと同時に遠くからクザンも一緒に来た。
…地獄耳。
「アナ大将!!お疲れ様です!!」
と言いながら息を切らす海兵。
クザンはなぜが私に張り付いている。
さすがに海兵の前では恥ずかしいし、嫌なんだけど…
『ねぇ。クザンやめてよ…』
ク「嫌だ。なんでアナちゃんは俺に抱 かれてくれないの？」
『同じ職場の人間と関係を持ちたくないだけ!!
しかも同僚って…絶対いやだ！』
それを聞いたクザンは心底傷ついた顔をして
その場で硬直する。
流石の私も社内恋愛は嫌だ。
それに…いつこの海軍をやめるか分からない。
私が海軍に入った理由はくだらない正義なんかの
ためじゃない。
私自身の復讐…。
早く。左眼を見つけないと。
･
私はずっとへばりついてくるクザンをウザったく
思いながら海兵に小さくなった海兵を投げ渡す。
ついでに爺さんたちも。
･
今日は疲れた。そう思いながら私は海軍本部の
中の長い廊下をグングンと進む。
相も変わらずずっと私の腰に腕をまわし
引きづられているクザン。
ずっと小声で「ねぇ。いいじゃんねぇ。」とか
私に問いかけてくる。
その度に私は『いーやーだー』と言い張る。
しょうもない言い合いを繰り広げながら
センゴク元帥の部屋の前にたどり着く。
私はそのでっかい扉を蹴飛ばし中へ入る
もちろん引きづられていたクザンも驚き
腰から手を離した。
部屋の中にセンゴク元帥とおつるさんがお茶を
していた。
セ「アナ!!お前！」
『あ〜邪魔だったんで…蹴飛ばしちゃいました♡』
セ「ふざけるな!!」
『いいじゃないっすか。リフォーム。
最近部屋狭いって言ってたし〜？』
セ「私はお前に言った覚えなどないがな。」
『あ、なら誰かには言ってたんだ。』
セ「…」
図星かよ。
そう思いながらおつるさんの横にドカりと勝手に
座った。
センゴク元帥がせんべいを机に並べてたので
勝手に頂く。
これは結構前から勝手にしているので
センゴクも注意するのを諦めたらしい。
横にいるおつるさんが大きいため息をついた。
鶴「アナ…少しは大人しくなりなさい」
『いやよ。だってまだ若いもの仕方ないじゃない。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さよ - 鳥は歌い花は咲き誇る...サンズ？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: 8a9f06b049 (このIDを非表示/違反報告)
ミオピ(プロフ) - ぴのさん» そうですね…短編集にして出してみようか考えてみます。リクエストとか募集してみてもいいかもですね… (2019年10月7日 22時) (レス) id: e6f11384bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めっちゃ好きです。良ければR版もみたいな……なんて思ってます。もちろん作者様が18歳以下だったら無視して貰って構いません。 (2019年10月5日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミオピ | 作成日時：2019年9月13日 3時
