【浪漫探偵】未完成レッテル【cs】 (ページ6)

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孤独な愛

寂しがり屋。
親が死に、帰る家も無くした天涯孤独の身である事もあるが、やはり名探偵の一之瀬司として彼を知っている者は多い割に一之瀬司自身を見てくれる人がいない事から。幸せな家庭や、相手に贈る無償の愛に飢えており、仲の良い相手には固執しやすい性格。今まで触れて来た人々はすぐに自分の元を去ってしまうごと、去らずにはいられなかった事もあり、身内にはもう二度と自分から離れてほしく無いと思っている。だが、その本心を打ち明けるのが怖い。

大のあんみつ好き。
昔はそんな贅沢なものは食べられなかった所為もある。バイトの初任給で行った茶屋のあんみつを食べてから完全に目覚めた。上品な甘さに口に合うらしく、司の中の甘味と言えばあんみつというレベル。

掃除が趣味。
正確に言うと家事全般。以前のバイトの雑用でしていた掃除が体に染み付いた。暇な時は常に掃除をしている程で、時折助手や友人を巻き込む事もある(嫌だと言われたら諦めるが)。だが、潔癖症という訳でも無い。汚なければ汚い程燃える。時折探偵業をやりながら掃除に励む司の姿が見受けられる。

蛙が何よりも嫌い。
死体は見ていて何も臆さない(耐えているだけかも知れないが)のに、蛙は見ただけで軽く卒倒する。生理的に好かないらしく、一回蛙が跳ねただけで5m程後退りしてしまう程。普段は冷静で、感情的になる事はないが蛙を見ると大泣きしてしまう。きっかけは昔、その所為で目が酷く腫れ、一ヶ月ずっと苦しみ続けたから。出来るならもう地球上に必要しなくてもいいんじゃないかと考えている。

苦いコーヒーが苦手。
そもそも苦味全般が苦手な子供舌。カフェオレかと思って飲んだものが黒珈琲で苦すぎて吐き出してしまってから一種の恐怖対象。名探偵らしくどんなに済ました顔で飲み物を嗜んでいてもそれは珈琲ではなくカフェオレなのである。

ピュア。
最早5歳男児の方が詳しいまである。親からしっかりと健全な教育を受けて見事な箱入り息子に育った所為で生きていて一回たりともそう言う概念に触れた事がなかった。恐らく教えてもらった方が良いのだが、純粋なのと合わせて恥ずかしがり屋なので難しい。

純潔