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見えない子4 ページ5
gr side
屋根の方でかた、と何かが外れた音がして目が覚めた。
最近トン氏から聞いた話だと隣国の貴族が俺を狙っているとかいないとか。
戦争の始まりのようでワクワクするな！と言ったら怒られたが……
そんなことがあったからか目は覚めてしまった頃少し遠くで声が聞こえた。
殺せば、……
認めてもらえる……
殺せば認めてもらえる？
誰にだ…？
目を開けないまま神経を研ぎ澄ます。
なかなか振り下ろされない鋭利な殺気に「迷っているなら殺さないというのも手なんだゾ」と話してしまった。
殺さないで欲しいと言われればそう聞こえるかもしれないが実際まだ死にたくはないからな！まだ他の国と戦争したいし！
俺はパチリと目を開けているのに対してこの目の前の女は髪の毛で隠れてはいるものの目が開かれる様子はない。
目を瞑らないでも見えているのか……？
面白い…これは少し煽ってみるか。
「なんだ、殺らないのか？」
そう言うと女は震えた手を振り上げ俺の首の前で刃を止めた。
そして女は呟いた。
ーーーーーー殺したくない。 と。
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霧火(プロフ) - ヒトさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(」・ω・)ｵｯｽ (2020年9月30日 7時) (
レス) id: 2b4be9d48e (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - 最高です。更新頑張ってください。 (2020年9月30日 6時) (レス) id: fb5383e1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧火 | 作成日時：2020年9月22日 20時
