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桃side
慎「ふぅっ...はぁっ、は...」
北「ほら、おでこ見せて。」
慎「ん...ありがと」
ソファでぐったり横になる慎太郎の顔は真っ赤。
ふぅふぅ苦しそうな呼吸を繰り返していた。
足も赤く腫れ上がっていて、氷で冷やされている。
俺たちが無理やり裾をあげたら、泣きそうな顔で首を横にぶんぶん振ってさ?何が違うのか分からないけど、「違う...ちがうの」ってずっと言ってた。
怪我してるの怒られると思ったのかね?
確かに黙ってたのはよくないけどさ。
熱まで出してる時に怒るなんてことはしないよ。
さすがに。
北斗に冷えピタをおでこに貼られた慎太郎は、もう目を開けることすらしんどいっぽくて目を閉じたまま、ふーっと息を吐いた。
おでこに貼ってもあんまり意味ないけど、一応ね。
首筋にも貼ったから、大丈夫でしょう。
慎「み...んな...ごめ、ね。」
高「いいよ。これからは無理すんなよ」
慎「ぅん...ねむ...ぃ、、かおぽわぽわする...」
高「熱あるから...大丈夫、寝たら下がってるからさ。」
高地が何度かお腹の辺りを撫でてやると、すーっと寝付いた慎太郎。
寝付きの良さは熱があっても足が痛くても変わらないみたいで、慎太郎らしくて安心する。
大「さて...慎太郎起きないうちに病院連れていこ。ジェシー抱っこしてあげられる?」
ジェ「OK,起こさないようにね...」
慎太郎、絶対病院嫌がるからね。
寝てから連れていこうって、さっきみんなと相談して決めた。
抱き上げる大事な役目はやっぱりジェシー。
ジェシーのたくましい腕が慎太郎の膝の裏と、首の下に回ってゆっくりと慎太郎を抱き上げてくれた。
ジェ「慎太郎すっごい熱い。頑張ったんだねー」
大「頑張りすぎなくらいだね」
ジェシーの腕の中を覗くと、慎太郎は苦しそうではあるけど安心したように寝息をたてていた。
まだ汗が乾ききっていない長くなったメッシュ混じりの髪を、そっと撫でた。
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リクエストありがとうございました♡
X:MiKAN__rain
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作者名：みかん
| 作成日時：2023年11月4日 22時
