321話 独占欲の塊 ページ21
フロイドside
ﾌﾛｲﾄﾞ｢A……｣
貴｢フロイド……｣
きゅるきゅる喉を鳴らしてAに愛を伝える
そんな中、気配を感じる
ん、誰か来た……。
求愛音がすぐさま威嚇音に変わる
ｷﾞｨｨｨｨｨ
貴｢どうしたの？｣
不思議そな顔で見つめるAを俺の後ろに隠す
その時誰かが談話室の扉を開けた
｢俺様の授業をサボってこんな所で何をしている、
駄犬共｣
扉を開け入ってきたのは、
白と黒のシマシマ模様
ﾌﾛｲﾄﾞ｢うわ……イシダイせんせぇ……。｣
貴｢…クルーウェル先生……｣
ｸﾙ-ｳｪﾙ｢こんなところで何をしている。
青少年健全育成条例違反だ、BADBOYS……
お仕置が必要だな。｣
ムチをピシッと構える先生
ﾌﾛｲﾄﾞ｢せんせぇは知らねぇと思うけど、これは俺たち家族にとっての愛情確認ってやつ。｣
貴｢そうです。フロイドはただ私を安心させるために確認してくれただけよ……。
人魚と種類によって色んな習性があるんです。｣
俺を庇ってくれるA
まぁ嘘って気づいてないだけだけど。ホント純粋でかわいい子。
ｸﾙ-ｳｪﾙ｢なるほどな。……哀れな仔犬だ……。
リーチ、いいか、雄として見て欲しいのならば、
こうするんだ。｣
コツコツと俺たちの方に歩いてきたかと思えば
グイッとAの腰を引き寄せ抱きしめた
そのままAの顎をくいっと持ち上げると
2人の顔はだんだん近づいて、触れそうで触れないその距離で止まる
貴｢う、先生……。｣
その見つめ合う距離に顔を真っ赤にするA
俺達にはそんな顔なかなか見せないのに……。
その時だった。
Aの顎を上に持ち上げ、そのままその首筋に
ちゅっと吸い付いた
貴｢んっ……！
な、何するのよ！！！｣
ガブッと噛みつくA
かわいい。
ｸﾙ-ｳｪﾙ｢いいか、これが、大人の愛情表現だ。｣
痛いながらも平然を装う先生。
せんせぇだって子どもじゃん。
嫉妬でもしなきゃそんな所に印なんて付けねぇし。
そんな痕『独占欲の塊』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年9月4日 1時
