260話 知らないって怖い ページ10
貴｢なにこれ、どうしたの？｣
騒ぎの元にやってきてみれば床に散乱した料理の数々……。
ｽｶﾗﾋﾞｱ｢こいつが俺の上に料理落としやがったんだ！！｣
エースを指さしキレるスカラビアの1年生
ｴ-ｽ｢お前が足かけたから落としたんでしょうが！
しかも俺達が持ってた料理まで全部落として！！｣
ﾃﾞｭ-ｽ｢大体この人はエースと喧嘩したクラスメイトなんです！きっとその腹いせにエースの足をかけたんです！！！僕が見てました！！｣
そう…。つまりはスカラビアの生徒がエースに仕返ししようとと足をかけた所、エースが持っていた料理が自分にかかったことで逆ギレし、庇おうとしたデュースの持っていた料理まで粗末に散らかしたと……。
酷い話…
食べ物を粗末にするなんて許せない……。
…でもここはマニュアル通り、
貴｢申し訳ございませんでした。
お客様、お怪我はございませんでしたか？｣
頭を下げる
ｽｶﾗﾋﾞｱ｢ったく躾くらいしろってんだよこのアマ！！！
こいつらどうしてやろうか？｣
口が悪い子ね……。なってないわ……。
それに私を怖がらないなんて
1年だからまだ私の噂をよく知らないのね。
貴｢申し訳ございませんがここは紳士の社交場ですので揉め事はご法度です。
モストロラウンジのルール、オクタヴィネルのルールに従って貰います。｣
ｽｶﾗﾋﾞｱ｢ちっ……女だからってなめやがって……！｣
ピシャッ
水を掛けられる
貴｢……。｣
女だから。その言葉に反応したも今は仕事中、流石に不利益になることはしない。
貴｢片付けるわよ。エース｣
｢｢でもA先輩！！｣｣
貴｢私はいいから。デュースはアズールにお客様の会計等をするよう言ってきて｣
割れたお皿を片付けようと手を伸ばした時だった。
客は何を思ったのかガラスの上にある私の手を踏み潰した
貴｢う……っ……!｣
散らばった破片が刺さり血が滲む
ｴ-ｽ｢A先輩！！！｣
直ぐにスカラビア生の足をどけ私を庇ってくれるエースとデュース
ﾃﾞｭ-ｽ｢こんなのあんまりです！いくら客だからって。｣
そうね。流石に私も限界よ。
貴｢お客様、お見送り致します。
エースは着いてきて。デュースは双子を呼んできて欲しいの｣
その目はもう獲物を見つけた捕食者の目だった
貴方は私を知らなすぎた。
知らないって、怖いのよ？
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ヒスイ(プロフ) - Kuroinaさん» kuroinaさん！コメントありがとうございます！そうなんですね！知識不足ですみません！！すぐ訂正してきます！教えて下さりありがとうございます！ (2022年1月10日 21時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
Kuroina(プロフ) - 楽しくここまでまで読ませていただいています。ちょっと修正してしていただきたい部分があります。273話下方の夢主のセリフで｢私は王族とは〜｣とあるのですが、カリムは大富豪である商家の息子であって王族ではないので修正していただけると嬉しいです。 (2022年1月10日 20時) (レス) @page24 id: ba37c1e30e (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 星さん» 星様！ありがとうございます！嬉しいコメを励みに頑張ります！！ (2021年9月5日 14時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2021年9月5日 14時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年8月29日 19時
