9話 アズール・アーシェングロット ページ9
『契約書』
それも願いを叶えるために対価を渡すなんて内容。
男は慌てたようにその契約書を拾い集めた。
男｢すみません｣
足早にそこを去ろうとする男の腕を掴んだ。
貴｢待ちなさい、アズール・アーシェングロット。｣
ｱｽﾞ-ﾙ｢…！！なぜ僕の名前を…｣
貴｢書いてあったわ。その契約書とやらに。｣
ｱｽﾞ-ﾙ｢…僕になにか。｣
だなんて白々しい。
貴｢貴方に面白いものを見せてあげるわ。
午後3時にオクタヴィネル寮前に来なさい。
言っておくけど、何も手出ししないでね。
私は私のやり方で勝つわ。
安心して。私強いから。｣
それだけ伝えるとくるりと振り返り図書室を後にする。
ふふ…面白いわ。本当に…
アズール、貴方も、寮長も。
ー契約書ー
契約者、オクタヴィネル寮長ーーーーーーー。
内容、決闘に勝つために魔法効果を向上させる薬が欲しい(一定期間)
対価、風魔法
但し条件として、必ず勝負に勝利すること。
もし敗北した場合、そのユニーク魔法を差し出す。
受取人 アズール･アーシェングロット
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふふ、私に契約書をわざと見せたわね？アズール。
だけどね私、面白い人は好きよ。
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ヒスイ(プロフ) - 名無しさん» 感想ありがとうございます！嬉しいです(*^^*) (2022年9月5日 21時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とっても面白かったです!!思わず、顔がにやけてしまいました! (2022年7月23日 18時) (レス) @page50 id: 47c8a79880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年7月31日 0時
