44話 寮長の座 ページ44
アズールside
ｱｽﾞ-ﾙ｢え……｣
突然なことに頭が追いつかない。
貴｢私ね、色々考えたの。
大体学園に入るために仕方なく前の寮長を倒しただけで寮長なんて私には合わないし。｣
ｱｽﾞ-ﾙ｢嬉しい提案ですが、なぜ急に。｣
貴｢アズールの方が向いてると思ったから。
私がいない今の状況でも全てをやりこなしているし、モストロラウンジの経営もアズールのおかげで成り立ってるし、
もう私は要らないかなって。｣
『だけどね、ひとつ約束して欲しいの。』
貴｢寮長の座を手に入れたことで用が無くなったからって
私の前からいなくなっちゃダメよ？｣
顔の近くに引き寄せられその逃がさないというような瞳にぞくりとする
ｱｽﾞ-ﾙ｢何言ってるんですか。貴方は僕にとって特別な存在です。
用無しだなんてありえませんよ。｣
貴｢ふふ。嬉しいわ。……その言葉、忘れないでね。
私を1人にしたらだめよ？約束。｣
小指を差し出すAさん。
ｱｽﾞ-ﾙ｢ようやく僕にも言ってくれましたか…。
あの双子としか約束してくれませんでしたから。
心配だったんです。｣
ぎゅっとAさんの小指に自身の小指を絡める
ｱｽﾞ-ﾙ｢このアズール・アーシェングロットがお約束します。
貴方を1人にしないと。
これからもずっとおそばにいますよAさん。｣
跪きその絡めた小指に契約の証に口付ける
貴｢ふふ…ありがとうアズール｣
だけど彼女の口から出る『ひとりにしないで』
それは彼女の過去と何か関係があるのだろうか
いつか僕にも話してくださいね。
待ってますから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒスイ(プロフ) - 名無しさん» 感想ありがとうございます！嬉しいです(*^^*) (2022年9月5日 21時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とっても面白かったです!!思わず、顔がにやけてしまいました! (2022年7月23日 18時) (レス) @page50 id: 47c8a79880 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年7月31日 0時
