30話 絶対零度 ページ30
｢全てを凍らせて！！『絶対零度』時よ止まりなさい！｣
その瞬間、時が止まったかのように全てが凍りつく。
元寮長(うぐっ！！！！なんだこれはっ！！！
体が……！！動かない！！！声が……出ない！)
今しかない…。
｢氷魔法！氷柱！｣
元寮長の目を目掛けて氷の刃を放つ
元寮長｢っ目が！！目がァァァぁ！！！｣
その瞬間操り人形のように動いていたみんなが開放される
今のうちに……
フロイドの元へ駆け寄りユニーク魔法を解除する。
貴｢フロイド…！怪我は…？！｣
返事がない……意識を失っているの？
貴｢……っお願い…治って…死んじゃダメよ……『天使の涙』｣
その時妙な感じがして体が重く、地面に倒れ込む。
貴｢うぅっ………！！！｣
魔法を使いすぎたか……。
このままじゃ…オーバーブロットしてしまう…。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢A！！｣
意識が戻ったフロイドが心配そうに私を見る
貴｢フ…フロ…イド……良かった…。｣
私の手に握られたある物を見てフロイドの顔が変わった。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢なにこれ…真っ黒じゃん！！…魔法使ったの……？｣
貴｢うん…。ごめんね。………もし私がオーバーブロットしたら…｣
『直ぐに逃げて…。』
貴方を傷つけたくないから。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢何言ってんの……。
……ぜってぇ助ける…！！｣
貴｢……！！！｣
フロイドは迷うこと無く私を抱え、走る。
その温もりに安心したのか負の感情がだんだんと抑えられていく。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ほら。大丈夫。怖くないから。｣
その言葉を最後に瞳を閉じた。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢A？A…！っくそ…！！｣
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ヒスイ(プロフ) - 名無しさん» 感想ありがとうございます！嬉しいです(*^^*) (2022年9月5日 21時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とっても面白かったです!!思わず、顔がにやけてしまいました! (2022年7月23日 18時) (レス) @page50 id: 47c8a79880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年7月31日 0時
