13話 ページ13
…………。
また死んだの……？
こんな終わり方ってある？
……最悪……。
その時だった。暗い空間に差し込む暖かい光。
『A……戻ってこい。』
大好きだったあの声に振り向けば
優しい君の後ろ姿。
……あの背中を……追いかけなきゃ……
光に手を伸ばし、その背中を追いかける。
その眩しさに思わず目を閉じる
もう一度ゆっくり目を開けばそこは保健室だった。
『A！！！』
一瞬煉獄に見えたそれは宇髄だった。
貴｢宇髄……｣
宇髄｢良かった目が覚めて……。｣
胸を撫で下ろす宇髄を見て、あることを思い出した。
貴｢ﾊｯ……証拠は……｣
胸元に隠していたカメラを探す。
宇髄｢それが一番かよ……。ちゃんと俺が預かってる。
てかお前
貴｢……だって、これがなきゃ私は……。
アイツに……煉獄に……信じてもらえない……｣
ぐっと拳を握りしめる。
そんな私を見て宇髄は優しく笑った。
宇髄｢大丈夫だ。あいつならもう、とっくに知ってるよ。｣
貴｢え……｣
宇髄｢実はな、頼まれてたんだ。煉獄に、
アイツは女から従わなかったらAを殺すと脅されてたんだ
あの女は議員の一人娘だからな……。それくらい可能だろ
だから煉獄は俺に頼んだ。
御館様に退学を免れるように手を打ったのもアイツなんだぜ？
…派手にかっこいいよな…｣
煉獄は、……本当はずっと、守ってくれてた……。
約束を、守ってくれてたんだ……。
貴｢私行かなきゃ……｣
宇髄｢あぁ。行ってこい。
あとは俺に任せろ。｣
……宇髄……ありがとう……。
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ヒスイ(プロフ) - むつき。さん» むつき。様！ありがとうございます！嬉しいです！！頑張ります！！ (2021年10月2日 9時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 初コメ失礼します。すごく素敵でした…その他作品も頑張ってください！ (2021年10月2日 1時) (レス) @page15 id: da60582d52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年9月26日 14時
