【ツイステ】お願いだから関わらないで【フロイド】

69話 ページ19

モストロラウンジにて。



料理を注文し、待っている間、




近くに立ったアズールから目で合図をされる。



今だと言っているんでしょうか……。




『フロイドはベタベタされるのが嫌いなようです』


アズールの言葉を思い出し、



そーっとフロイドの横に腰を詰める



暑いくらいに近寄ってフロイドの肩をぺたぺた触る



するとそんな私を見て



｢なに、そんなくっついて、｣



良し、うざがれ……。飽きろ飽きろ〜

視線で言葉を送るも次に出た言葉は意外なもので……




｢……そんなに隣にいたいの……？｣



目をとろんとさせたフロイドにぎゅっとされる



｢………な！！………少し席を外します……。｣



フロイドの腕から抜けアズールの元へ駆ける



｢アズール！！！話が違うじゃないですか！！！｣



｢生ぬるいんです！！あんなの逆に嬉しいに決まってるじゃないですか！！！

…………次はもっとしつこくしてみて下さい｣



怒ったら怒られた……。




｢うぅ…………分かりました。｣




ちょっとしょんぼりしながらフロイドの元へ戻る




よし、次こそ……。




｢ねぇフロイド｣



つんつんとほっぺたをつつく



｢なぁに？｣



少し嬉しそうにこちらを見つめるフロイドの頬をまだつんつんし続ける



｢なにって｣



無言の私に少しイラつきてきたようなフロイド

今がチャンスだと更につんつんする



｢さすがにしつこい｣



よし、このまま



つんつ

つつく手をパシッと掴まれる



よし！怒れ！！！



｢ねぇA、あんま調子乗ってると、｣



絞める？



｢ちゅーしちゃうよ？｣



悪戯に笑うフロイドに思考停止し思わず顔が赤らむ



｢へ、｣



｢あは♡か〜わいい♡｣



赤くなった顔を逆につんつんされた……。



｢ん"ん"!!少し席を外します！！！｣



火照った顔を冷ましながらまたアズールの元へ歩く

70話 アズールside→←68話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す