【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫《逆ハー》

49時限目 竈門炭治郎side ページ49

病室のドアが開くとマスクをつけた男の人が息を切らしながら入ってきた。




誰だろう…Aにはお姉さんしか居なかったような…。





伊黒｢貴様、Aに何をしている。馴れ馴れしく触るな。｣




俺を睨みつけてくる。その声に反応したのかAの体がピクッと動いた。




貴｢ん…あれ…お兄さん…？…って！！ごめん炭治郎…！！｣




照れながらもいつものAに戻ったようで…ひと安心する。




伊黒｢溺れたと聞いて急いできてみたが…大丈夫か？怪我はしていないか…痛いところは…｣




貴｢うん！ごめんねお兄さん！心配かけちゃって…でももう大丈夫！みんなが助けてくれたから…！｣




そう言うAからは嘘の匂いがした




Aがお兄さんと呼ぶその人は俺を睨みながらこう言った。


伊黒｢おい貴様、Aを助けたからと言っていい気になるんじゃないぞ。


いいな。俺は甘露寺が地下の売店で大量の食べ物を買ってきているはずだから運ぶのを手伝ってくる。


だがAに何かしでもしたら許さないからな…


勘違いするなよ、Aが心配だからここに居させるだけで俺達が戻ってきたらすぐに帰れ…ﾈﾁﾈﾁ｣




そう言ってその男の人は出ていった。

50時限目 竈門炭治郎side→←48時限目 竈門炭治郎side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す