【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫《逆ハー》

48時限目 竈門炭治郎side ページ48

救急車ですぐ近くの病院に付き、検査を終えたAは病室に戻ってきた。



お医者様の話によると、体に問題は無いらしいが


様子がおかしいのは、溺れた事によるショックと過去のトラウマ、ストレスが原因との事だった。



過去のトラウマ…過去にも溺れた事があるのか…？にしては水を怖がっていなかったけど…



医者｢家族の方が来られるまで側にいてあげて下さい。｣



そうしてお医者様が部屋を退出した。




Aはと言うと、




貴｢…ごめんなさい…。｣





虚ろな表情のまま未だ様子は戻らない。





Aからは後悔、絶望、恐怖の匂いがした。





炭治郎｢落ち着いて。大丈夫だ。俺がいる。Aは何も悪くない。｣





俺はAを安心させるようにその震える手をぎゅっと握った。





すると氷が溶けたかのように表情が崩れた。





貴｢…っ…炭治郎…。｣





ベッドから体を起こしたAは俺にもたれ掛かる様にして声を上げて泣いていた。





俺はAが壊れないように、優しく、優しくその背中を摩った。





炭治郎｢大丈夫。大丈夫だ。｣





俺の胸の中でいつの間にかAは眠ってしまった。

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