【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫《逆ハー》

39時限目 ページ39

そう考えていたその時だった。




伊之助｢猪突猛進！！！冴えない顔してんじゃねぇぇぇぇ！！！｣




貴｢ぐぇッ…！！！｣





不意に背後から頭突きを喰らい避けきれず砂浜に伸びる





善逸｢うわぁぁぁぁ！！！Aちゃぁぁぁん！！！大丈夫？？！｣





伸びきった私に手を差し伸べ起こしてくれる優しい善逸君。





伊之助｢ゴメンネ…。A…。｣




私を傷つけたと思ってか、しょぼんとしてしまった伊之助。






貴｢大丈夫。ありがとう伊之助君！お陰で元気でたよ！｣




難しい顔をしていた私のために


励まし方を知らない伊之助君が


自分なりに考えて元気を出させようとしてくれたんだ。



それが何よりも嬉しくて、先ほどの悩みは本当にどこかに飛んでいってしまった。




伊之助｢！！俺様のお陰か！｣




途端にパァァっと顔が明るくなる伊之助




貴｢可愛いなぁ伊之助君はぁ！ｷﾞｭｩｯ｣




その無邪気さが微笑ましくて、ぎゅーっと伊之助君を抱きしめ撫でた




伊之助｢ほわほわ……………や、やめろ！｣




善逸｢俺もなでなでしてよぉAちゃぁぁぁん！！｣




便乗してきた善逸君…。まるで子どもみたい。



なんて思っているとそれに釣られて禰豆子ちゃんまで



禰豆子｢むぅ…A…私も…！｣



そう言って間に入りぎゅうっと抱きついてきたかわいい。


炭治郎はと言うと




炭治郎｢俺は長男だから…長男だから…長男だから…｣




なんて念仏みたいに唱えるものだから…




貴｢炭治郎もおいで！｣




私がそう言うとちょっと嬉しそうにこてんと寄り添ってきた。



私は両手をいっぱい広げてみんなを抱きしめた。

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