【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫《逆ハー》

34時限目 時透無一郎side ページ34

Aの横に座って話しをしていた





時透｢海かぁ…。僕も行きたかったなぁ｣





Aの水着姿見てみたかったなぁなんて。





貴｢将棋部の大会だったっけ？一緒に行けなくて残念だね…。

でも、大会頑張ってね！！応援してるよ！｣




優しいA。そこで僕はこんなお願いをAにしてみた。





時透｢うん。ありがとう。あのさ、海に行けない代わりに、今日僕とデートしてよ。｣





Aは僕の思った通りの返事をした。




貴｢いいよ！｣




ニコッと優しく微笑むA。



Aはちょっぴり天然だから、言葉の意味には気づかないよね。





時透｢じゃあ行こっか｣




Aの手を引き、2人で歩き始めた。




やば…咄嗟に手、繋いじゃった…。




Aを見てみるけど、何も思ってないみたい。



ちょっとくらい動じてくれても…




そう思った僕は、Aの指に指を絡めた。




所謂恋人繋ぎ…。




貴｢と、時透君…あの。ちょっと恥ずかしいかも…｣




計画通り。Aは困った様に顔を赤くしてこちらを見て来た。




可愛い…




時透｢明後日大会に勝つ為のおまじない。Aからパワーを貰ってるんだよ｣




なんて見え透いた嘘をつくと、Aは信じたみたいで、




貴｢そっか！わかった！いっぱいパワーあげるね！｣





って言いながらもっとぎゅっと手を握り返してきた。




それから2人で買い物したり、ゲームセンターで遊んだりしていた。



UFOキャッチャーでとったお揃いのキーホルダー。



初めてしてみたプリクラってのも…。



まるで、本当に恋人同士みたいで…。



少し幸せだった。



ﾄﾞｻｯ…


Aが持っていた荷物を落として、その視線の先にいる人を見るまではね。

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