24時限目 ページ24
荷物を拾い終わった私達は職員室でわかれた。
鞄を取りに教室に戻ってきた私。
貴「悪いことしちゃたな…。冨岡先生に八つ当たりしちゃった…」
ふと胸元に手を当てる。
そう。落ち着かない時はいつもあのネックレスを触っていた。
なのに…
貴「ない…!」
あの人から貰った大切な物なのに…。
まさかさっき階段で落ちかけた時に…?
私は鞄を取ると走って階段に戻ってきた。
貴「確かここら辺で…。」
しゃがみこみネックレスを探す。
「あれ?Aちゃん?」
聞き覚えのある声で顔を上にあげると
そこには、童磨先輩がいた。
貴「ど、童磨先輩?!」
先日のキスの事件から少し意識してしまうから遠ざけていたのに…。
童磨「なんで学校に?なにか探し物かい?」
貴「はい。補習のお手伝いで登校したんですけど、ネックレスを無くしてしまって…」
童磨「俺も手伝うよ。」
なるべく2人きりにはなりたくないけど…。
手伝ってもらうことにした。
暫く探していると、
距離をとっていたからか先輩は申し訳なさそうに口を開いた
童磨「ごめんねこの間は…。」
貴「いえ。私も悪かったです。蹴ってしまって…。すみません。」
童磨「でも」
真剣な虹色の瞳に見つめられる。
童磨「俺、本気だから。
Aちゃんに振り向いてもらえるように頑張るね」
ニコッと笑って頭を撫でられる
綺麗な瞳に見とれていると
童磨「まだ見つかってないけどごめんね、そろそろ時間やばいからまたね」
時計を指しながらそういう先輩。
貴「あ、ごめんなさい!!手伝ってくださってありがとうございました!」
私がそういうとニコッと笑って走って去っていく先輩。
時間無いのに探してくれてたんだ…。
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水上灯 - たんじろとねずこちゃん双子 (2022年11月16日 22時) (レス) @page2 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 実弥さん» コメントありがとうございます!はい!更新頑張ります!!応援嬉しいです! (2020年12月12日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
実弥 - 更新ファイト! (2020年12月12日 19時) (レス) id: b8ee803632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪ヒスイ&みよ♪ | 作成日時:2020年8月21日 20時