【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫７《逆ハー》

7-33時限目 宇髄天元side ページ33

そしてホテルの部屋に戻ってきた俺達。



目の前には着物から服に着替えたA。



Aをしたから上まで観察する。



貴｢な、何ジロジロと…｣



そう顔を赤くするA。



そこで気になっていたことが今思い出された。




宇髄｢つかこれ男物じゃん。制服は？｣



今Aが着ているのは白いシャツに黒いズボン。


よく見れば男物で少しだけサイズがあってない。


俺が問い正せばAはこう答えた。



貴｢ああ。これは…訳あって愈史郎さんが…貸してくれたものです。

愈史郎さん小さいからサイズはあんま変わらなくて…｣



彼氏のものです。なんて言われなくて安心した。



だけど…『愈史郎さん』Aはそう呼んだ



派手に羨ましい… 俺だって名前で呼ばれたことなかったのに…



そこで俺はある事を思いついた。




宇髄｢A。やっぱもうひとつ条件付けるわ。｣




貴｢わ、私に出来ることならば…｣




宇髄｢お前にしかできねぇ事だ。｣




｢今日だけ。今日だけでいいから名前で呼んでくれ。｣




貴｢え…じゃ、じゃぁ…天元…さん。｣



恥ずかしそうにそう呼ぶA。



初めて呼ばれた名前。



好きな人から名前で呼んでもらう。それは、こんなに嬉しいことなんだ。



あぁ…派手に大好きだななんだよなぁ



だけど馬鹿な口は思っている事とは別の事を話し出す。



宇髄｢天元様って呼んでみ｣



貴｢調子乗らないでください。｣



宇髄｢じょ、冗談だ…。｣



あぁ俺の馬鹿。

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