【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫７《逆ハー》

7-38時限目 宇髄天元side ページ38

宇髄天元side


そして俺たちを乗せたバスは無事、金閣に着いた。




貴｢二度目の金閣！！何度見ても綺麗です！！｣



なんて手を広げてはしゃいでいるA。



やっぱり可愛い。超癒される。




宇髄｢んじゃあパーカー脱いでそこ立ってくれ｣




とりあえずポーズを取ってもらいそれを一度写真に収める。




絵を書き進める。




だが…なんか違ェ…何かが足りねェ




想像に身を任せ筆を走らせる。




そうだ。藤の花だ。




そして、扇子を持って舞うイメージ。



そして背景は昼や夕方じゃない。夜だな。



金閣にて月の下で藤の花の如く舞う巫女。



それこそがAだ。



芸術が爆発するとはまさにこの事か。



何故だかそれが一番描きたかった絵だった。




宇髄｢出来た…。最高傑作だァ！｣


その声を聞き駆けつけたAは俺の絵を見て目をキラキラと輝かせた。


貴｢凄いです…流石宇髄先…天元さんです！！
ここまで想像を広げるなんて…天才です！！｣



そこまで褒められたら嬉しいわけで…



宇髄｢モデルがよかったんだよ…｣




照れ隠しでそう言うとAは




貴｢私、先生に描いてもらって幸せです…｣




そう言って優しく微笑んだ。




その愛らしい笑顔に、抱きしめたい想いを必死に抑えた。




宇髄｢…今日はありがとうな。付き合ってくれて…。｣




貴｢いえ！こちらこそ、ありがとうございます！天元さんと一緒だったから凄く楽しかったです！！｣




やっぱ無理だわ。



chu…



Aの頭にそっと口付けを落とした。




┈┈┈┈┈┈┈これで最後だから…。

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