【鬼滅の刃】君がため《短編集》2

童磨『俺だけの』あやたかさんリクエスト ページ5

童磨sideあやたかさんリクエスト




俺は、どれだけのヒトを喰って来たんだろう。



だけど、今は、君にすくわれている。




「今日も来たの…？童磨」




定期的に稀血の持ち主である君の元に会いに行く。




Aの血は不思議な血。一度味わえば、他の肉なんて食べれなくなる。



だけど本当一滴でも、何十人か食べたみたいに腹が膨れる。そんな不思議な血。



だからAは分かり合った鬼と契約し、毎日血を分ける為だけに歩き続けている。




…俺だけのものになればいいのに…。




その分からない感情がむずがゆくて、血を求めるようにAを押し倒した。





「童磨っ…昨日分けたばかりでしょう？」





「そんなんじゃ足りないよ…俺は上弦の弍なんだから…」





両腕を拘束し、頭の上で固定する





「…ちょっと」





少し顔を赤らめ怯えた表情をするA。




…その表情…堪らない…。




首元に歯を立て血を頂く。



どす黒い何かが胸の中を渦巻いて止まらない。



「童磨…っ…」



血が足りなくなり、冷たくなってきたAを見兼ねてやっと離れる



「ごめんよA…。」



「大丈夫…っ」



立ち上がろうとしてフラッと俺の元に倒れてくるA



あぁやっぱり…止められないや



抱き寄せ次は優しく口付けをする。




抵抗する力も残っていないのか俺にされるがままだ。



初めての感情というものがなにか分かった。



「愛してるよ…A」



これで、俺だけのものだね…。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あやたかさん！リクエストありがとうございました！


書き進めていくうちになんかヤンデレになってしまいました！

鬼舞辻無惨『大好きな』マリイさんリクエスト→←不死川実弥『暖かい』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す