【鬼滅の刃】君がため《短編集》2

柱合会議4 ページ28

館の一部屋に隠れた私達。




早速伊黒さんから説教をくらっていた。




伊黒「全く、どいつもこいつも…大体AもAだ。

何故そこまで危機感を持たない。男は皆狼なんだぞﾈﾁﾈﾁ」





貴「すみません。面目無いです。」




その時だった。




不死川「どこに隠れやがった！出てこい冨岡ァ！！」




不死川さんが近づいてくる。




冨岡｢ここに入れ。隠し扉だ｣




床を指す冨岡さん。扉を開くと寝そべれば入れそうなスペースがあった。




冨岡さんのナイスアイデアで無事隠れる事が出来たのだが…。




貴｢あ、あの狭くないですか？｣




完全サンドイッチ状態になった私。




(下から伊黒さん、私、冨岡さん)




だって非常用の物置2人用に3人入ってるんだもの。




伊黒｢…もう少し上に詰めろ冨岡｣




冨岡｢無理だ。｣




貴｢あの…大丈夫ですか伊黒さん。重くないですか…？｣




吐息がかかる距離。恥ずかしすぎる。




伊黒｢(…近い…そして何とは言わないが柔らかい…。これが不死川や宇髄だったら確実に襲っていたな…。)Aは軽いが冨岡の重みで潰れそうだ。｣



ていうかこんな状態もし開けられでもすれば…確実に…誤解される。



その時冨岡さんの呼吸が乱れた。




冨岡｢…開かない。｣




貴｢え？！嘘？！ﾑｸﾞｯ｣




冨岡さんに口を塞がれる。




冨岡｢静かに…。誰かが上の部屋にいる。扉の上に何か物を置いていったようだ。｣




耳ともで喋る冨岡さんの声がいやに擽ったい




と言うか、物を置いていった？隠が荷物を置きに来たとか？て事は…閉じ込められた？




それはまずい。この狭い空間に。2人分が乗っている伊黒さんが心配だ。

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