【鬼滅の刃】君がため《短編集》2

不死川玄弥『おとぎばなし』リクエスト ページ22

鬼化して制御不能になった玄弥



貴「玄弥！！！お願い元に戻って！！！」



そう叫ぶも今の玄弥には届かない。



他の人を傷付けないように玄弥を抑え人気のない場所へと誘導する。




だがやはり男女の力の差があり玄弥に押し倒される形になる。




貴「ｳｯ!!」




激しく地面に叩きつけられ肩を噛まれる。




貴「玄弥…!!不死川玄弥!!お願い戻って…！」



私はひたすら名前を叫び続ける



すると一瞬反応しこちらをみる玄弥。




あともう少し…。



そう確信した私は





Chu…。





血が滴る玄弥の唇に己の唇を合わせた。そう…願いを込めて…





暫くすると目をぱちくりとさせ赤面しながら後退する玄弥。





その姿をみて安心する。




貴「よかったぁ…やっと戻ってくれた」




ちょっと戸惑っていた玄弥だったが、私の肩の傷を見て正気に戻ったようで駆け寄ってくれた。




玄弥「…ごめんA…肩…痛くない？ちょっと待ってね」



そう言って心配して手当をしてくれる。




玄弥「で、でも…ど、どうして接吻なんて…///」




貴「だっておとぎ話では王子様のキスでお姫様が目覚めるでしょ？」




昔話の事を玄弥に話す。




玄弥「だったらこういうのは俺からするんじゃないの？」




chu…



不意にキスされる




貴「へ？///」



する時は必死でなんとも思わなかったけど、




急な事に恥ずかしくて顔が赤くなる




玄弥「A、顔真っ赤…。可愛いね」




なんて耳元で囁かれる。




貴「ちょ…耳元で喋んないで…///」




玄弥「俺をこんなんにした罰…。大丈夫、ちゃんと責任は取るから。」



そして私は、鬼ではなく狼に変わった玄弥君に別の意味で食べられました。

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