【鬼滅の刃】君がため《短編集》

甘露寺蜜璃『来世でも』 ページ6

甘露寺蜜璃『来世でも』甘露寺side



貴「蜜璃ちゃんって凄く綺麗な髪の色してるよね！」



貴方だけは私の髪色を褒めてくれた。



貴「私も桜餅いっぱい食べてみようかな…。」



甘露寺「え？」



貴「そしたら蜜璃ちゃんと同じ色になるでしょ？」



ニコリと微笑みかける貴方の顔にとてもキュンキュンしたの



貴「私も鬼殺隊に入る事にしたの。蜜璃ちゃんと同じように強くなりたいの！」



貴方だけは私の力を恐れずにいてくれた。



呼吸が使えないAちゃんだけど、必死に修行する姿はとてもかっこよかった。




だけど、




こんな力…あったって…




結局は誰も守れなかった…。





私の腕の中には既に冷たくなったAちゃんの亡骸




キュンキュンしないわ…。



何も感じないの…。どうして…？



こんな事になるなら、Aちゃんが鬼殺隊に入るってそういった時、反対すれば良かった…。




こんな事になるなら、Aちゃんと、お友達にならなければ良かった。




こんな事になるなら…Aちゃんと、出会わなければよかったのよ…。



すべて私のせい…。ごめんなさい…Aちゃん。



きっと来世では…普通の子に生まれて、またAちゃんに逢えますように…。




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蜜璃の死後、



『蜜璃ちゃん！！』


光の先で優しく微笑む、私が大好きだったAちゃんの姿。


私は急いで駆け寄る。


『ごめんね。貴方を先に置いて逝っちゃって…』



『…待っててくれたの？』



『当たり前じゃない！私は蜜璃ちゃんの事が大好きなんだから！』


そい言い、とびっきりの笑顔を見せる貴方。


『Aちゃん…。』


『私は、蜜璃ちゃんに出会え、お友達になれて、一緒にいられて、とても幸せだったんだよ？


だから、来世でも、絶対お友達になってね！』



『…勿論よ…！約束だから！！』


2人抱き合う。懐かしいAちゃんの香り。


幸せな再会にとてもきゅんきゅんしたの。

竈門炭治郎 我妻善逸『魔法にかけられて』→←時透無一郎『押してダメなら』

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