【鬼滅の刃】君がため《短編集》

悲鳴嶼行冥『代わり』 ページ45

悲鳴嶼side




貴「私が…悲鳴嶼さんの目の代わりになります…！」




そう言って着いてきてくれたA。




変わらず子供は苦手だが、何故だがAは普通ではない感じがした。




それも私の直感なのだろう。




私はAと共に行動した。


正確に言えば、Aがどこにでも着いてくるだけなのだが、





正直、目は見えなくとも、直感や気配に関しては鋭いため、何不自由なことは無い。




だが、代わりになってくれると言ってくれたその言葉が、




何より嬉しかったのだ。




だが目の代わりになると言ってくれた優しいAはは…もういない…




鬼舞辻無惨との戦いの末、Aは私を庇い、致命傷を負った




貴「…よかった…やっと…悲鳴嶼さんの…代わりになれたね…。私…役に立てたかな…？」




悲鳴嶼｢…何故だ…私はAに生きていて欲しかった…。

代わりになど…なって欲しくなかった。｣



涙が溢れる…



それは、いつもの慈悲の涙ではなく、


悲しみの涙…。




貴「…悲鳴嶼さん…ありがとう…。私の為に泣いてくれて…。

そんな優しい悲鳴嶼さんが…大好きです…」




息絶えたAの顔は穏やかに笑っていた



生きよう…Aが救ってくれたこの命を…



無駄にしないように…。今日も私は祈り続ける…。



空にいる、優しいAに、届くように…






余談


作者、実は悲鳴嶼さんと、誕生日一緒なんです！
！8月23日！いぇいぱふ


他にも鬼滅キャラと同じ誕生日の方！是非コメントで教えてくださいな！

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