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冨岡義勇『夢幻』 ページ34

冨岡義勇side



蝶屋敷にて治療を受けている彼女に今日も会いに行く




冨岡「A…。」




俺の幼なじみで元柱だ。



ずっと共に戦ってきたが、数年前から病にかかり、今は寝たきり状態だ。




貴「今日も来てくれたのね…義勇。」



冨岡「あぁ…」



貴「ねぇ覚えてる?昔みんなでお花見した時のこと…

藤の花…とても綺麗だったね…。

また、見に行けたらいいね…今度は新しい仲間と…」



Aと錆兎と真菰と4人で見た藤の花…。



今でも覚えている。



冨岡「あぁ…行こう…。約束だ。」



次は、炭治郎達と共に…勿論柱のみんなも誘って…



いつの間にかAはまた眠ってしまった。




貴方side



「おい。早くしないとみんな待っているぞ…」



え…錆兎…?



私に手を差し伸べるその人は、死んだはずの錆兎の姿だった。



丘の上には綺麗な藤の花が咲いていて、真菰と義勇がいた。



真菰「おーい!Aちゃん!早くおいで!!」




冨岡「お弁当もあるぞ」



錆兎「A…。さぁ」




ここでついて言ったら…もう戻れない気がする…




だけど…皆となら…!



貴「うんっ!」



私はその手を取り、みんなの元へと走る。



これからは楽しい毎日が続くといいな



大好きなみんなと一緒に…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

冨岡義勇side


胡蝶「…残念ですが、Aさんはお亡くなりになられました。」



脈をみた胡蝶がそう言う。



冨岡「まさか…そんなはずは…さっきまで…」



嘘だ…。何故…。



冨岡「約束しただろう…また…みんなと…」



何故Aまで連れていく…


起きるはずのないAの体を揺さぶる



Aは安らかに眠っている。その顔は、優しく笑っていた。



胡蝶「きっと…ついて行ってしまったんでしょう」



冨岡「それは…」




胡蝶「人は死の淵で夢を見るそうです。

お迎えは、その人の1番大切な人の姿になって現れるんです。

そしてA、死の世界へ連れていくんです。

行ってはだめだと思ってもついて行ってしまうんですよね…きっと。」




死者は覚めることのない幸せな夢の中で生き続ける。永遠に。




余談

銀魂の短編集でも同じ話があります

鬼滅でも書きたくて、誰が一番ぽいっかなー?っ思ったら冨岡さんでした

ちなみに銀魂版では銀さん←気になるなら読んでみて

これからも銀魂短編集『君が好き』と同じネタも鬼滅風に書く時があります

煉獄杏寿郎『忘れない』→←宇髄天元『素直になれない』3



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ミナ - まって悲鳴嶼さんのやつで涙出たどうしてくれるんですか(褒め言葉) (2020年5月19日 16時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - かなめさん» ありがとうございます!! (2020年5月12日 14時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
かなめ - 最高です! (2020年5月12日 12時) (レス) id: 0656092239 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 雪凍 冷優さん» わー!ごめんなさい!お優しいご指摘ありがとうございます! (2020年5月11日 17時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
雪凍 冷優 - コメント失礼します!作者さん!間違いがありましたので指摘させていただきます……。塁⇒累 です。間違えやすいですよね汗私も最初間違えました汗 (2020年5月11日 17時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪ヒスイ&みよ♪ | 作成日時:2020年4月26日 1時

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