【鬼滅の刃】君がため《短編集》

不死川実弥『生きる意味を貴方に』 ページ1

不死川実弥『生きる意味に貴方に』セリフのみ




貴「玄弥君…死んじゃいましたね…」


不死川「時透もな…。」


貴「残された私達はどうすればいいのでしょうか」


不死川「生きるしかねぇ」


貴「生きる…それが本当に正しいのでしょうか？」


………。



不死川「会いてぇな…」


貴「会いたいですね。」


不死川「この戦いは…本当に大きなものを失いすぎた。」


貴「分かっていたのに…分かっていたけど…。それでも…」


不死川「あァ分かってる。もう言うな。」


貴「私たちって…ほんと、何の為に戦って、生きてきたんでしょうか。」



不死川「大切な人を守るために、戦ってきた。」



貴「だけど守れたものより、失ったものの方が大きい。


これから私は、何の為に生きたらいいんですか？」




不死川「そんなの俺が知るかよ…。


…だけど…俺は…


俺はお前の為に生きてェ。そう言っちゃダメか？」




貴「玄弥君に笑われますよ。」



不死川「笑ってくれてるんならその方がいい。」



貴「私は時透君が好きです。これからも。」



不死川「ほんと、一途な奴だなお前も。


…いつか俺に惚れさせてやるよ。」



貴「あら。楽しみに待ってますね。」



不死川「だから俺より先に死ぬんじゃねェぞ」



生きる意味を無くした貴方の生きる意味になる不死川さん。本当に優しい人なんです。

冨岡義勇 伊黒小芭内『三角関係』→

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