【鬼滅の刃】君がため《短編集》

スペシャル『スペシャル』1 ページ47

時透無一郎 伊黒小芭内 竈門炭治郎？


ここは蝶屋敷。



洗濯物を干しているその女性。



ここの看護師等ではなく一応…柱である。



貴「暑い…」



まだ5月と言うのにこの暑さ…尋常じゃない。



そんなことを思いなから隊服の上着を脱ぐとまだ残っている洗濯物を干し始める




そんな中みんなはと言うと…




炭治郎「やめてー！時透君！！！」



時透「ねぇ、ちゃんと逃げないと服が濡れてAの仕事が増えちゃうよ…？炭治郎」



なんて中庭で訓練という名の水遊び


こっちは暑さでイライラしてんのに…


なんて思ってる所に「きゃっ！！」



びしゃぁぁぁ



時透君の放ったホースの水が私に直撃…。



時透「あ…」



炭治郎「ひっAさん…！」



貴「おーまーえーらー…」



ドスの効いた声で2人を睨む



炭治郎「大丈夫ですかぁぁぁ！！Aさんんん！！」



顔を青ざめて謝り、心配してくれる炭治郎。時透君はというと…



時透「炭治郎が避けるからだよ」



なんて悪びれる様子もない。なんと！


だが私を見た瞬間その顔が崩れた



時透「…っA…」



急に駆け寄って来たかと思えば隊服をかけられる



そして耳元で囁く



時透「下着…透けてるよ…」



シャツに水がかかったせいで中に着ていた下着が透け透けになっていた。



炭治郎は鼻血を出しながら顔を赤くしていた



私は急ぎ時透君が掛けてくれたジャケットで隠す



貴「…お…お風呂行ってくるっ！！」



恥ずかしさで一杯になりダッシュで風呂に駆け込んだ



貴「あったかーい…」



にしても…時透君…意外と男らしい所あるのね…


あんな可愛い顔してるのに…。


でもまぁ元はと言えば時透君のせいだけどね…。



充分温まり外に出て気づいた



貴「あ。着替え忘れた…。」


流石にびしゃびしゃの服着るのもなぁ…かと言って乾くまで待つのも…こうなったら…。



貴「やるしかないわね…」



必殺！タオルぐるぐる巻き！



とりあえずあんまりの人の通らないような道から部屋に行こう。



並外れた身体能力でまるで忍者(宇髄さん)のように道を行く



その道中の事…走ったのがまずかった。


曲がり角で何かにぶつかりそれを巻き込みそのまま倒れる



貴「わっ！！」



恐る恐る顔を上げるとその正体は見慣れたあの人だった。



貴「いっ…伊黒さん…。」

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