【銀魂】君が好き3《短編集》

土方十四郎『永遠の愛』2 ページ18

沖田side




土方さんと付き合っていたはずのAが急に幕府のお偉方と結婚…。




Aの事だ…金になんて興味はないし…


気になってザキに調べさせた所、幕府からの命令で政略結婚と言う奴だった…



きっと脅されて、土方さんを守る為に自ら別れを切り出したんだろう…



それに…俺はAが土方さんに別れを告げたあと呟いていた言葉を確かに聞いた…。



そしてその時の2人の涙を…確かに見たんだ…。



だが土方コノヤローはやっぱり馬鹿でさァ…



さてと…俺が…手伝ってやりますかねィ…。






そして結婚式の日がやって来た



土方さんは屯所に誰か居た方が良いと自ら警備を名乗り出た。



そして隊士数人と俺と山崎も残った…。ある作戦の為に…




俺は山崎と大声で話し始める


土方さんに聞こえるように…




「そう言えばザキ知ってるかィ？Aさん今日結婚するじゃねぇかィ」




「えぇもちろん。でも土方さんとあんなに仲良かったのに…どうして急に」




「実ァあれは幕府からの命令で政略結婚ってやつらしいぜィ？


噂じゃあ土方さんを守る為に結婚の申し出を受けたそうでさァ


こんな時に土方コノヤローはどこで何してんだか…。」





土方さんをチラッと見てみると案の定驚いて固まっている




そんな土方さんに合図を送るようにウインクをする




「結婚式場は確か江戸城の別館だったろィ？


俺達も交代でそろそろ行かねェとな…江戸城の別館とやらに…」




次見た時そこにもう土方さんはいなかった。

土方十四郎『永遠の愛』3→←土方十四郎『永遠の愛』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す