五条先生に嫌われてるっぽい

第四十五話 ページ45

『見て見て！この服可愛い！』

五条先生が任務に出てるということで、早速と私は自由気ままに野薔薇とショッピングへ来ていた

もちろん先生に言われた通り個人練習をした上で来ているから何の問題もない！

「いいわね、Aなら似合うでしょ」
『そう？？じゃあ試着でもしちゃおうかなぁ』

キャッキャウフフと久しぶりの野薔薇との買い物に心弾ませて試着室へと入る

ちょっと可愛すぎるかな？とも思ったけど一目惚れしたのだから仕方ない

こういうのって気に入って買ったはいいけどやっぱり着れないとかあるよね。でも欲には勝てない！！

試着室の鏡に写る自分は可愛い服のおかげで数倍増しに可愛く写って見える

そうなると何だかテンションは上がるわけで

『な、中々似合っちゃってる？？』

と試着室の中一人自画自賛してしまう。まあ所詮は自分に甘い私の感想だからなんとも言えないけど可愛いから買おう

「どうだった？」
『買う！』

試着した服を持って野薔薇の元に戻れば彼女も何やら何着か服を持って立っていて、買うのかと問えば私と同じ返事が

『いやぁ楽しいなぁ』
「暫くAと出かけてなかったものね」
『だよね、野薔薇は任務とかあったし』

そんな話をしながら次の店にも行こうと買い物袋片手に歩いて私はルンルンしていた


今日は存分に満喫する！！




･




とそんな野薔薇との楽しい楽しいショッピングを終えた次の日にはもうすっかりと日常とかした呪力操作の練習を私は一人こなしていた

そんな最中、どこからか私が何やら頑張ってるらしいと聞いたと2年の先輩達が校庭に現れ

「頑張ってるらしいじゃねぇか」「早く階級が上がるといいな」「しゃけ」と嬉しい言葉の数々と厳しい稽古を頂いた

極めつけは廊下にて現れた伊地知さんが

「五条さんが帰ってきたらそろそろAさんの階級について上と話さないとな、と零してましたよ」

とこっそりと私に教えてくれたこと。これは本来秘密らしかったけど頑張ってる私にって伊地知さんが内密に教えてくれた。い、いいのかな

でもも〜その言葉を聞いて私は素直にそりゃもう飛んで喜んだよね

そう言われれば俄然にやる気は上がってしまって自分でも止められないくらいには張り切って正直ちょっと筋肉痛

そんな浮かれまくった気分で五条先生を待ち続けていれば思いのほか一週間なんてあっという間だった

私は自身でも分かる程にワクワクとしていた。だってついにこの日がやってきた！私はこの日を待ってたよ！！

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