第四十二話 ページ42
もう全然違いすぎてまさか硝子ちゃんにまで揶揄われた???
なんてそう思ってちょっと気分が沈んだけど、もしかしたら硝子ちゃんは私のことを強いと思ってくれてるのかも!!!
・・・いやいやないない!流石に自画自賛過ぎるよね
とちょっと混乱してる私を他所に「それでいて可愛いやつ」なんて言葉を続けられて思わずチラリと硝子ちゃんに視線を向けた
そ、それは似てるって事は私を可愛いって思ってもらえてるって事でいいのかな??いいのかな?
自意識過剰じゃない、よ、ね?と驚いて硝子ちゃんをパチパチと見つめれば「自信持ちな」なんて素敵過ぎる言葉を貰った
そんなの沈んだ気分なんか一瞬で吹き飛ぶ訳で
やだもう、硝子ちゃん好き!
『硝子ちゃん好き!』
「あぁ、あと案外馬鹿だったな」
『ねぇそれ私とその人に失礼なだけじゃん!』
ははっと笑う硝子ちゃんに私は不満げな声を上げた。失礼だよ!全く!!上げて落とされたってこういうことだよ!
なんて複雑な気持ちを抱いていれば「それとさ、」と硝子ちゃんが更に言葉を続けた
一瞬また上げて落とされる?なんて身構えていれば
「五条に好かれてたな」
そう思わぬ言葉に私はすぐさま「似てないじゃん」と口からもれていた。質問したのは私だけど、もう絶対似てないってのしか分かんないよ
「・・・似てるよ」
そう言いながら硝子ちゃんはガリッと飴を砕きながらこちらを見ていた。
『私、五条先生に好かれてないと思うけど、』
硝子ちゃんも知ってるじゃん。とそう口にすれば「そうだね」とだけ返ってきて
それなのに似てるなんて、と意図が分からなくて眉間にシワがよった
「なんて顔してんの」
『んー、なんか混乱してる』
似てるやら似てないやら、知れば知る程分からなくなるきがしてきた
唯一分かったのなんて私は硝子ちゃんに可愛いって思われてるってことだけ、まあそれは嬉しいからいいけど
『あっ、ねぇその人今ここに居ないの?』
ふと思いついた名案に硝子ちゃんに期待した目で見つめたけど首を横に振られてしまった
「残念だけど辞めてる」
その言葉に確かに今も居たら知らないはずないよね、五条先生と硝子ちゃんの同級生とか特にとすぐさま納得した
だけどちょっと残念と溜息を零した私を慰める為かもう一個飴をくれた硝子ちゃん
そんなに残念がってる訳ではないけど、美味しいからいっか
「まあAは辞めなさそうだもんな、」
『あったりまえだよっ!』
そういえば優しく微笑まれた。
2048人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時