第二十七話 ページ27
さっきから強引過ぎない?!
手首を引っ張られながら歩くから足がもつれそうになった。五条先生足長いから歩くスピード考えて欲しい
『行くって何処に?!』
「僕の任務」
今なんて?階級上げたいなら一緒に任務行くよってこと?なんでそんな唐突に?
もしかしたら私まだ寝てるのかも、五条先生が階級上げてくれないのにその本人から階級を上げようだなんて、うんきっとこれは夢だ。
『・・・痛い』
「なにしてんの」
だけど試しに自分の頬をつねってみたら痛い。夢かなって言ったら「早く行くよ」って言われた。どうやら夢じゃないみたい。
もしかして本当に階級上がりそう?
任務って私の実力見るための試験的なやつ?
私の階級について未だに話されないけど今は階級を上げてくれるならどうでもいっか!
階級が上がると決まれば気分はるんるん!
先生の歩くスピードにも負けないくらい、どこ行くか分からないから抜かせはしないけど。単純かもだけど嬉しくて仕方ない
そうやって引っ張られている内にあれよあれよと学校の外に
すぐ見えてきたのは黒い車。その横に補助監督の伊地知さんが立って居て私を見るなり驚いていた。
「Aさん?!どうしてここに」
「僕と任務に行くことになったから。ほらさっさと乗って行くよ」
そう言い五条先生が車に乗り込んだ。私も続いて乗り込めばそれを見ていた伊地知さんも慌てて乗り出して直ぐに車は発進
動く車内に流れる沈黙。何か話しても無視されそうだから今は黙ってるけど何だか落ち着かない
今思えば五条先生の任務って凄く危ないんじゃ?なんて思えてきた。普段授業とかしてるけど特級呪術師で大忙しだよね、先生って。
なんだか不安だなーーーこれで祓えなかったら階級の件とか無くなったりしないよね?
有り得そうで凄く怖くなってきた、逆に祓えない呪霊って分かってて連れてってるとかない?先生!それで弱いなぁとか言うんでしょ!
ダメだ、混乱してきた。本当に階級あげてくれる気になったのか疑うべきかも。でもあげてくれるって言ってるのにそれを聞いて取り消しとか困るし
『!?』
そんな事を考えてれば私の手に暖かいなにかが重なった。
視線を向けるとそれは手で、驚いて隣に座る先生に視線を向けるも先生は前を向いたままで視線は合わない。
『あの、なんですか?』
どうしたんだろうと困惑気味にそう尋ねれば「逃げないように」とだけ返ってきた
『逃げませんよ』
「一応」
どんだけ信用ないんですか私って
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時