第二十五話 ページ25
Noサイド
「夜蛾学長さ、高専が所有するAAの情報全部教えてくれませんかね」
「なんだ悟、藪から棒に。それより授業はどうした」
突然この部屋にやってきた五条悟を前に、この時間は授業中だと夜蛾正道は自身の腕時計に目をやった
しかし五条は「問題ない」と話を促す
「悠仁とAは任務を任せたんで。それより僕が聞いてるのはAAの情報」
「お前自分で隠れて勝手に調べてただろう」
「あれだけな訳がないでしょ。・・・なんで隠してんの?」
高専内某所、五条と夜蛾の二人で淡々と進められいく会話
「それを知ってお前はどうする」
「別にどうもしない、ただ知りたいってだけでさ」
それを黙って聞いていた夜蛾は何も答えようとはしない
だがそれを五条は気にした様子も無く自身の言葉を続けていった
「あぁそれと、あいつの階級の件・・・僕だけじゃなく夜蛾学長も絡んでるでしょ」
「どこまで気付いた」
「なにも。だから調べてるんですけど?」
お互いに目を隠しあってるにも関わらずしっかりとぶつかり合っている視線
どちらも逸らさず、数秒、否数分にも感じるほど長い沈黙を破ったのは
夜蛾の方だった
「教えてやってもいいが、・・・知った所でどうする事も出来ない」
「それは聞いてからこっちが判断するんで」
五条の言葉に夜蛾は今は何を言っても無駄だと判断し自身が知っているAAの情報を話し出す事に決めたようで口を開いた
「AAは、______________だ」
・
・
・
次々と話されるその情報を五条は最後まで黙って聞いていた
それは聞かされた内容が理解が出来ないのか、それとも驚く内容なのか、何なのか、それは五条のみが分かることであるが五条の表情は次第に口を開き夜蛾を見つめていた
「は、」
やっと発せられた声は言葉にもならないようなもので
「ふざけんなよ」
五条のドスの効いた低い声が室内に響く。しかしその言葉を発せられた夜蛾は顔色を変えずに言葉を続け始めた
「お前は
その夜蛾の言葉に五条はすぐさま否定する。「Aは呪われていない」と、しかし夜蛾の表情は変わらない
そんな様子に五条は自身の動悸が徐々に激しくなるのを感じ、そして何か嫌な予感が背筋を冷たくしていく
「___________________」
夜蛾からその言葉を聞かされた次の瞬間
五条は勢いよく立ち上がり乱暴にこの部屋から出ていった
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時