第二十二話 ページ22
きっとその後悠仁と意気投合しちゃって合格したことを二人で喜んだから先生の態度なんて忘れてたんだ!きっとそう!
と自身で言い訳をつらつらと考え始めたが多分口にしたら絶対呆れられると察して考えるだけに留めた。
「じゃあAの家系が関係するとかは?ほら呪術師って昔から続いて因縁的なのあるんじゃね?」
『私一般の出ってやつだからそれは無いよ』
その言葉に首を振って否定すれば恵が「そもそもあの人はそういうの気にしないぞ」と言うので悠仁と二人頭を下げ項垂れる
「全然掴めないじゃないのっ!・・・いっそ皆でボコって吐かすか」
野薔薇の物騒な言葉は聞かなかったことにして
考えれば考えるほど、一向に心当たりがない。初めの頃も同じようなことを考えて結局分からず諦めて寝たんだっけな
でも今はみんなと一緒に諦めず解決したい。
嫌うなら何したか理由くらい言ってよ、先生!
『あぁもう!ここ数日ずっと五条先生の事考えてるよ私!』
これじゃあ疲労が溜まっておかしくなっちゃいそうだよっ!と横にいる野薔薇に抱きつけば優しく抱きとめてくれた
「逆によく耐えたわ、普通最初にそんな態度取られたらこっちからフル無視よ」
「でもAいつもあの人に話しかけるよな」
「あぁ確かに」
三つの視線がどうしてと訴えかけてくる。えぇ、これは答えないといけない流れが出来てる?と答えにくい私は渋ってしまう
「何か理由があるのか?」
『あー、その、』
「なに?」
『・・・イケメンと仲良くなりたいかなっていう、ね、』
段々と小さくなる私の声は狭い部屋では聞き取りやすいのか三人の耳に入ってしまって
「え?」だとか「は?」と返ってきた。言わなきゃ良かった
「いやあんたそれだけで?」
「まさかそんな理由だったとか、予想外過ぎるだろ・・・」
「まあ俺もジェニファー・ローレンスだったら冷たくされても挨拶するな、会えたらだけど」
悠仁の言ってる事はただのタイプだからって話だろうけど共感するとこがあったのか頷いてくれていた
逆に恵と野薔薇の冷めた視線が突き刺さる
「顔良くても性格くそでしょ」
『ま、まあね』
「あっそこは否定しないんだ」
いくらなんでも庇いきれないのはある、あの態度は性格いいとは言わない
「でもあの人転んだAを心配はしてたぞ」
『確かにその時は優しかった』
「もしかしてその態度の理由ってあいつ」
野薔薇の言葉にん?と首を傾げれば私をビシッと指差した
「好きな女子いじめるタイプ?」
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時