第三話 ページ3
苦しみだけは伝わって来てみるみる消えゆく体に祓えたのだと理解した
「おい、大丈夫か」
『う、うん何とか祓えたみたいだね』
後ろでサポートを頼んだけど「やっぱ要らなかったな」っと少し落ち込み気味の恵
結局直ぐに祓えちゃったもんね
「お前、本当なんで四級なんだよ」
『知らないよ〜、こっちが聞きたいし』
帳が上がれば直ぐに車が見えてきた
今回の任務もそうだったけど些か簡単過ぎて落胆する
なんの為の呪術師何だか、人手不足でしょうに
「・・・あの人何考えてんだろうな」
そう言う恵は薄々五条先生が私の階級に関連していることに何となく気づいてるみたい
流石に気付くか
でも恵の呟きには聞こえないふりをして車に乗った
私にも分からないんだから
・
「おつかれ〜恵、A足ででまといじゃなかった?」
高専に着いて早々本人が目の前にいるというのにハッキリと足でまといと口にした五条先生
先生には私が見えないのでしょうか?
「四級相手に足でまといも何もないですよ。寧ろ今日は一級相手に俺の方が足でまといみたいなものでした」
「は?一級とか聞いてないけど」
『想定外でしたが意外と余裕で祓えましたよ!』
「Aが祓えたってそれ本当に一級?デカい四級とかじゃないの?」
今の今まで恵に話しかけてたのに一級と聞いて私の方を見て声を掛けてきた五条先生
すかさず答えてこの返しって、失礼過ぎる!
てかやっぱりいるの気づいてたんだ、「失礼過ぎますよ先生!」っとハッキリ言えばいつも通り無視
だけど視線はこちらに向けて上から下へと隅々まで見られて謎にいたたまれない
「怪我は・・・してないみたいだね」
一瞬、私に言われてるのかと思った
でも直ぐに恵の方を見て「この間の任務どうだった?」とそう話してる所を見ると勘違いだったのだと分かる
恵はコチラに視線を向けるも先生に肩を掴まれて歩かされているし
その少しばかり強引な連れて行き方に少し笑ってしまって恵に笑顔のまま手を振って見送った
いやぁ本当仲良いなあの二人、私も野薔薇に会いに行こ
最近人気のケーキ屋の話しよ。てか一緒に食べに行きたいんだよね。そんな事を思いながら先生達が歩いた方向とは逆の寮に足を向けた
『あれ?』
だけど何度トントンしても返事がない
もしや教室?と今日は任務が無いって言ってたから納得する
でも多分今は先生がいるよね、さっきの事もあって先生と重い空気になる気がするからなぁ
行きづらい
けど、行くか!
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時