第十五話 ページ15
座って大人しく芝生を見つめるも数分もすれば飽きてきた。草見て私何やってんだろって冷静になるよね、これならまだ二人を見てた方が良いやって当たり前なことに気付かされたよ
ありがとう芝生
とそんな事を思いながら悠仁達の方に目をやれば苦戦してる悠仁の姿と余裕そうな先生の姿が
悠仁の呪力を込めた拳を飄々と交わす先生、足が長いせいか余計に軽々しく見えてちょっと悠仁が煽られてるように見えてならない
「うん、動き前より早くなってるね」
先生が悠仁を褒めるけど拳が当たってないから
「当たらなきゃ意味ねぇって！」
と必死に身体を動かす悠仁。足も使って蹴ろうとするもそれすらも避けられてしまっていた
悠仁の動きは決して遅くない、だけどそれは五条先生には通用しないって話で、他の人相手ならいい勝負すると思えた。
だって普通に動き早いもん悠仁
だけど暫く奮闘した末悠仁は負けた
「ったぁーやっぱ強い」
ダッと芝生の上に寝そべって息を切らしてる
そんな様子に次は私がそうなる番かと思えば逃げ出したくなった。しかしそうもいかない現実
遠くで五条先生がこちらを見て立っている。はいはい次は私でしょ、とは思うが嫌だなぁ嫌だなぁ行きたくないと足が駄々を捏ねて仕方ないのだ
足に素直に従ってしまえば多分逃げ出してる。だけど素直になった所で地獄が待ってる、ならなくても待ち受けてるのは地獄だけど。どっちも地獄ならより良い方の地獄がいいに決まってる。
腹を括って行ってやる！
起き上がり五条先生の方に行けば悠仁の時と同じくどっからでも向かっていいらしい。
何処から狙うか、まあ狙ってもどうせ防がれてしまうのは目に見えてるけどさ
『いきます』
返事は無かったけど先生に向かって走る。
『ッ、』
まず初めに呪力を込めて振り上げた拳を先生は無限で防いだ。はっきり言ってこれは負け試合、だから勝つことは望まない。
でもどうせなら私の術式の完成度を上げたい。使う場面は無いけど磨いといて損は無いと思うから
その為にはこの"無限"の壁が何処までの強度があるのか知らないと。そう意気込んで借りていた特訓用にとある真希さんの棒を構えた
しかしそう簡単にはやはりいかない
そもそも攻撃が当たらない、無限に近付くにつれて遅くなるスピード。それが分かるのにどうする事も出来ない。
これが無限、
「崩れると思ってんの？」
そう言って五条先生の足が目の前に飛び出してきた
あっぶないっ！足長くて前髪に掠った
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね！ (2022年11月3日 6時) (
レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - ｸﾞﾊｯ､､､､､､ﾁｰﾝ（キュン死）面白いです､､､､､､ﾁｰﾝ (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね！応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです！これみてると涙止まらなくなる！応援してるぜ！ (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさくびすけっつ | 作成日時：2022年8月11日 7時
