第十四話 ページ14
そんな先生の言葉にすぐ否定する
『いや今は会いたい訳じゃ、』
「どっち」
見下ろされてそれは気まずい気まずい気まずい。何とかしてよ悠仁!と視線を横に向けるも悠仁は悠仁で知らない私達の会話に困惑している。おい!こっちを見ろ悠二!あ!みた!よし!いけ悠仁
「そんな事より先生!?今日の授業ってやっぱ俺ら二人?」
何とか察してくれた悠仁が話題を振る。
よかったぁあ悠仁がいてくれて!と内心悠仁を奉っていた。
「んーそうだね、あの二人は任務だし」
五条先生もその話題に乗ってくれたおかげで私はその隙に席に着くことができた。悠仁も席に座りうんうんと頷いている。よくやったぞっ!という気持ちを込めてグッと親指を突き出しといた
「じゃあ今日は折角だから道徳でもやろうか」
こちらに視線を寄越しそう口にした五条先生に思わずギクリと体を凍らせた。絶対わざとだ!この人絶対にわざと言ってる!
『異議あり!』
「却下」
一応はお決まりの答えで返ってきたが納得はできない。もしや昨日の仕返しか!そうだな?!
『悠仁にも私にも必要ないですよ先生!』
「悠仁はともかくAにはいるでしょ」
『はあーこれは先生にも道徳必要ですわ!うんそうだよね悠仁?!』
急に名指しされた悠仁は「えっ俺?!まあ・・・ちょっとAに五条先生厳しいかもな」と賛同してくれた
これが悠仁しか勝たんってやつか
「じゃあ道徳は無しにして体術で」
「それみっちりボコられるだけじゃね?!」
『異議ありっ!』
「じゃ着替えてグラウンドねー」
私達の制止の声も聞かず教室を出ていく五条先生に私の挙手した片手は虚しく下がっていった。
「・・・いく?」
『私、珍しく凄くサボりたい』
「俺も」
・
結局諦めて二人してグラウンドに集合。私からすればとても珍しいにこやかな顔を浮かべて五条先生は立っていた。
そんな顔に私と悠仁はビビる
「着替えてくるだけなのに何やってんの」
先生にボコられるのが嫌なのですよ!そう思えば進む足取りはゆっくりになるわけで、しかし先生との距離なんてさして歩けばすぐ近く
「まずは悠仁からね、どっからでもおいで」
「んじゃまあやられてくるわ」
怖くないのかもう悠仁の顔には笑顔が戻っていた
いやすごい順応性の高いこと高いこと
「悠仁は反射神経凄いけどガードが甘いよね」
先生にアドバイスを受ける悠仁に二人の体術を体育座りで見守る私。広すぎて立ってても何かすること無くてね、大人しく芝生でも見てるよ
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時