TRIGGERの九条天は妻を溺愛しています

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Aside



貴「はぁ…」



私は天が出かけて行く姿を見届ける



なんでそんなため息を吐いたかというと



遡ること1週間前



天「A、今度1週間後に海外に行く事になった。Aも一緒にって言ったんだけど家を1週間も空けるのは危ないって…」



天が仕事から帰ってきてご飯を食べている時にそう告られた



(1週間…長いな…)



貴「そっか…！！分かった！気をつけてね？」



多分、寂しがってる事が天に伝わってしまったら遠慮しちゃうからわざと大丈夫そうに返事した




天「寂しい？」


と優しく聞いてくるから思わず"寂しい”と言ってしまうところだった



貴「さ、寂しくなi「正直に言って」寂しい…よ」




正直にいうと天が申し訳なさそうにする



その顔が見たくなかった



だから言いたくなかった



私が泣きそうになっていると暖かい温もりと共に天の匂いに包まれた



天「寂しい思いさせてごめん、でも海外に言ってもメールはするし電話もしよう？」



それは天にとって負担が掛かることだって分かってた



けど頷いてしまった









それから1週間、天は飛び立った




天が居ない1週間は嫌なほど長く感じた




あっちに行ってからは忙しいのか電話はあまり出来ず出来てもメールだった



貴「我慢…しなきゃ…」




長かった1週間はようやく終わる日が来た



今日の夜に帰ってくるから起きて待ってようとリビングのソファーで待っていた




でも、中々帰ってこない為寝てしまった



天の代わりと言わんばかりのぬいぐるみを抱きしめて









天side


やっと帰ってきた




海外に行ってからは想像以上に忙しくて電話も全然出来なかった



早く声が聞きたい



抱きしめたい



そんな気持ちを抱きながら家に帰った



電気は消えている




まぁ、さすがな寝たかと思いながらもただいまと言ってしまう




勿論返事はない




リビングに行くとまさかのAがソファーに寝ていた




天「こんなとこで寝たら風邪引くよ」



寝ているAに毛布をかける


貴「あれ…天…おかえり…会いたかった…」



寝起きでふにゃっと可愛らしく笑う



天「…可愛すぎるでしょ…」



また眠りについたAに僕はキスをする



天「おやすみ、A」



それから、Aが抱きしめてる"僕の”ぬいぐるみが目に入った




天「…中々可愛いことするね」



明日起きたら聞いてみようと思い、ベッドにAを運び眠りについた

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