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丈｢今日の萩原も、いつもより色っぽくてドキドキするわ｣
和｢うん、とっても似合っとって…いつも以上にドキドキしてまう｣
そんな反撃。
いつも、最後にはこうやって負けてしまう。
心臓は彼らの言葉に反応してひどく高鳴ってしまっているから。
丈｢じゃ、撮影よろしくー｣
和｢よろしくなぁ｣
そう言って彼らはケロッとした顔でまた前を向いた。
今や座席の隙間から浴衣が見えているだけ。
ああ、もう、この人たちは、本当に…………！！
これが年上の余裕とかいうやつなんだろうか。
悔しい。
悔しいのに、高鳴る心臓が恨めしい。
…撮影時には、引きずらないようにしないと…。
〜〜〜
萩原ちゃんは、顔を真っ赤にしてたのにも関わらず、撮影中はそれを微塵も見せへんかった。
さすがやなぁ、と思わずにはおれへん。
でも、その姿が、萩原ちゃん本人…と言うよりかは、萩原Aって存在を演じているようにも見えて、少し複雑。
萩原ちゃんって…ちょっと生きづらそうやんな……。
そう初めて感じたのは、消し好きの撮影の時。
俺の方がめちゃめちゃミス出したり迷惑かけてたはずやのに、笑って許してくれてた。
でも、自分がミスした時は本気で頭下げてて、ああ、この子、演技にこんなに本気なんやって。
俺も、もっともっと頑張らなあかんなって、そう思った。
その後。休憩の時に、ふと萩原ちゃんの姿が見えへんくて、ミスを気に病んでるんちゃうかなって不安になって少し探したら。
誰もいない木の影で、それに寄りかかるようにしている彼女から荒い呼吸が聞こえた。
……過呼吸。
俺は急いで彼女に声をかけた。やけど彼女は、大丈夫、慣れてるから、すぐ治まる、迷惑かけてごめんなさい、とそんなことを口にしやった。
俺は、彼女の背中をさすることしか出来へんかった。
そうやって治まった後も、また、迷惑かけてごめんなさい、と彼女は謝った。
気にしてへんよ、大丈夫なら良かった、と笑えば、彼女は安心したように俺の真似をして笑ったんや。
そんな彼女は、この半年間でまた、綺麗になった。
でも、また、生きづらそうになっとる。
俺じゃ支えになれへんかもしれへんけど、
それでも、と今の彼女を見やる。
外ロケで、微かに汗ばんだうなじが色香を放っていて。
初めて会うた時は、まだ、学生やったっけ。
あん頃は、可愛ええ子やったのに…。
今やこんなに綺麗。
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SOLa(プロフ) - 彼岸さん» 大変お待たせしてしまい申し訳ありません！そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます♡ゆっくりにはなりますが、更新していきますのでこれからもこの作品をぜひよろしくお願いします。 (8月28日 12時) (
レス) id: e6729af356 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 待ってました!!更新ありがとうございます!!(՞ .ˬ.՞)" (8月27日 7時) (レス) @page23 id: 95f36b5815 (このIDを非表示/違反報告)
SOLa(プロフ) - seiさん» そう言っていただけて有難いです！意外とお待ちいただけてるみたいでとても嬉しいです。次話更新までお待ちいただけると幸いです♡ (6月2日 20時) (レス) id: e6729af356 (このIDを非表示/違反報告)
sei(プロフ) - 気長に待ってるので、是非続きを...！笑 (6月2日 1時) (レス) @page20 id: 2880584564 (このIDを非表示/違反報告)
SOLa(プロフ) - 彩さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります♡なるべく早く戻ってきますので、次話更新までお待ちいただければ幸いです！ (6月1日 12時) (レス) id: e6729af356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SOLa | 作成日時：2023年4月16日 1時
