注文組(イライ目線) ページ24
僕はAさんと注文をする事になった。
少し関わりづらかった。
さっき彼女が餌を見て気分を悪くしていた事に気付いたから。
きっとナワーブが急に彼女を外へ連れて行ったのも、もう見せないようにするためだと思う。
やはり僕は常に、私とは違う。と拒絶されてしまうのだろうか。そう思うと少し怖い。
そしてどちらがどちらの注文をするかどうか、というのを決めることになった
何故か彼女は
『じゃあ、私がナワーブの分と自分の分を頼むわね。』
と言ってナワーブの分を頼もうとしていた。
僕はとっさに
占「あの子の分を頼むんじゃないのか？」
と聞いたら
『えっと、さっきの言い合いで負けちゃって笑奢らなきゃいけなくなったのよ。』
僕にはそれが嘘であると分かった。
だがそれについては何も言わないようにしよう。
占「そうか。それじゃあ頼む。」
『ええ。』
それから注文を済ませた。
待っている間、僕は彼女に話しかけた
占「Aさんは何を頼んだ？」
そう聞くと頼んだ物を答えてくれた。
多いなぁ。と思いつつ、名前で呼んでもいい。との事だから
「それじゃあこれからそう呼ぶことにするよ。僕もイライで構わない。」
とだけ答えた
『了解。イライは何頼んだの？』
占「僕はサラダ。」
そう言うと彼女はポカンとしていた。
『サラダ…？』
占「どうかした？」
『いや、サラダ…』
やはり僕は変なのだろうか…
占「変、か？」
『いやいや！そういう訳じゃなくて、ファストフード店でサラダだけ食べる人初めて見たから笑笑』
彼女は変だとは言わなかった。
占「美味しいんだ。」
『え！ホント？サイドメニュー見ながら、サラダって美味しいのかな？っていつも思ってたのよね〜。』
占「よかったら僕のサラダ食べるかい？」
『じゃあ貰おうかしら！』
占「わかった。」
今日会ったばかりだが、彼女の言葉に嘘はなく、少なくとも彼女がいい人であることがわかった。
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荒野カヅキ(プロフ) - せなちゃんさん» ありがとうございます！お気に入りに登録してくださるとは(*^ω^*)不安で仕方なかったのでそのようなコメントを頂けて感激です！ありがとうございます！ (2020年3月19日 11時) (
レス) id: 56a1867539 (このIDを非表示/違反報告)
せなちゃん(プロフ) - お気に入りしました(*´ω｀*)次の投稿気軽に待ってます！ (2020年3月19日 11時) (レス) id: 3fa2e85cbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：荒野カヅキ | 作成日時：2020年3月19日 2時
