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あの日は泣きじゃくって疲れて寝てしまった彼女の温もりを


自分の中に閉じ込めるように抱きしめて寝たんだっけな


次の日これでもかってくらい謝られてお礼されて


じゃあこの合鍵もらって。って渡したんだ


連絡なしに、困ったらいつでもおいでって


それから2週間、特に会うこともなく


連絡もこまめにはしていなかった。


だから久々に誘ったらこんな可愛いことしてくれて


また俺の心臓がうるさい









慎「ねえ、ハンバーグはやばい、嬉しい」


「そう?よかった、チーズ好きってこの前言ってたじゃん?だからチーズインハンバーグだよ!」


慎「っ!?!?」


慎「ねえ俺の大好物なの、チーズインハンバーグ」


「えーそうなの!?よかったー!!わたしもハンバーグ好きだからさ!」









料理もできて好きな食べ物も同じ


こんな可愛くって、素敵な子


どうやって落とせばいいの


どうやってもっと距離縮めるの


これだけ勇気出してガッついてきたのは良いけど


果たして彼女は俺のことをどう思ってるんだ?









慎「今日はなんの打ち合わせだったの?」


「なんか次のドラマ、初期に発表されたメンバーにプラスされるらしくて、その話?みたいな」


慎「へぇ…俺、それ出たい」


「社長さんに直談判して笑」


慎「本当にしようかな、、」


「長谷川くんいたら、怖い現場も何とかなるかなぁ…」









初めてだった


自分から、俺がいたらって話をしてくれたの


初めてだった


テキトーに返されることも、詰まりながら返されることもなく


真っ直ぐ会話のキャッチボールができたのが









慎「ねぇ、慎ってよんでよ、」


「、え?」


慎「A、俺のこと名前で呼んで」


「っ、そんなの、無理だよっ…」


慎「北人さんも壱馬さんも、名前で呼んでんじゃん」


「あ、あれは本人たちうるさくて強制的に…」


慎「じゃあ俺もうるさくしたら良い?強制にするよ?」


「っ…まこと、くんっ///」


慎「っ////」









ずっと長谷川くんって呼ばれるの気になってた


ちょっと意を決して、名前呼び考案したのは良いけど


あまりにもなんか、可愛すぎて


好きな人に名前呼ばれるとキュンってする









「は、恥ずかしいむりっ///」


慎「やだよ、これからも呼んでね」


「〜っ、まこくんっ///」


慎「っねぇそれは反則/////」









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作者名:サトウプリン | 作成日時:2020年7月1日 0時

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