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♡
誰かが言っていた
芸能人なんて毎日違う女と寝てるって
でもそれは、一部に過ぎないと思っていた
でも。
私がいたグループだって
媚び売って生きてる女だっていたんだから
まあそれなりに、わかってはいた。
しかし…
「え、どうしよう」
どうやら私は、二度目の過ちを犯したそうだ。
隣に寝てるイケメンって
え、っと
「え」
「あ、あ、あ、、わ、、、」
慎「んんーっ、うるさぃ…」
「！？！？！？」
待ってこの人ってあの、あの、数ヶ月前
私の初めて奪った男！？！？
え、？部屋がそうなんだけど！！！
は！？
え、でもまって、確かこの人
長谷川さん？
あれ、あれれれ
「…一度死んでしまいたい」
いやまじでわかんないから
ほんっと、え、ほんっとにわからない
まって私なにした？え？
まってまってまって
考えていても起き上がろうとしても頭痛いし
腰も重いし
いやまじでどうしよう、走って逃げる、、、？
慎「ねぇ」
「っ！！！ふぁいっ！」
慎「っ笑 なに焦ってんの笑」
「ぎゃーーっ、ちょ、こっち見ないで！」
慎「は？今更？笑」
「い、い、いやいや、、あの、、わけがちがうでしょ」
「ててて、て、てか、な、、なんで…」
語尾が小さくなり、頭を抱える私に
そっと布団をかけてくれた。
今更そんな優しくしたところで
貴方は最低な男という認識には変わりないですけどね。
慎「まあ、とりあえずさ、シャワー浴びておいで？お水もこれ飲んで。頭痛いの？」
「…ありがとうございます。」
悔しいことに優しい
悔しいことにたぶん私が悪い
悔しいことに本当に迷惑かけた
これは事実
いやほんっとやめてください神様
私どんどんおかしい方向へ行ってるよ…？？
せっかくやっと、歌をやめて女優として再スタートしたのに
主演、決まってもう直ぐ公開なのに。
スキャンダルでもされたらわたし…
本当に世から消されてしまいそうだよ…
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作者名：サトウプリン
| 作成日時：2020年7月1日 0時
