検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:286,165 hit

010 ページ11










モヤモヤなままあの日は終わってしまった。


本当に覚えてないのかもしれない


顔見ても思い出さないってある!?


そう思ったけど、"あの子" ならあり得るかもしれない。


絶対にあってるんだ


あの癖のあるウィスパーがかった低めの声


可愛らしいふわふわとした雰囲気と顔


なのに大人っぽい服を着てヒールを履く


なに一つあの日と変わらないオーラで現れた彼女は


どうしても目が離せないくらい素敵で


楽屋を後にした彼女を追い掛けそうになった。


ドアが閉められてからもドアを見つめていたから


横からちょんちょんって樹さんに


まこっちゃん、一目惚れでもしちゃった?


なんで声かけられたんだっけ。


















慎「で、なんで俺まで連れてこられてるんでしたっけ」


壱馬「まあまあ、北人に誘われたから」


慎「そこは同い年会かボーカル会ですよね…」


壱馬「俺は慎と飲みたかったからさ」


慎「…けど北人さんからの誘いを断れない、と…」









北人さんが撮影終わりに飲んでるらしい


なぜか壱馬さんが呼ばれて


慎といるから慎も連れてくわなんて呑気に電話してた。


そして連れられた店の個室の扉を開けると







慎「っ、」


北人「やっときたぁ!」


壱馬「遅なってごめんなあ?Aちゃんも久しぶりやなあ!」


「お久しぶりですっ」


北人「Aちゃん、壱馬なら知ってるしいいかなあっておもってぇ〜」


「北人くん、だいぶ酔ってるでしょ!お水飲みなよ」


壱馬「こいつ酒弱いねん笑」


「迷惑かけてますね笑」









今日もまた、ウィスパーボイスで話してる


可愛すぎる笑顔で微笑む


そんな彼女と出会いました。


















壱馬「慎ぜんっぜん話さんやん」


慎「いやあのっ、そんなわけじゃないっす」


壱馬「なんや女の子と会うの久々やからかぁ?笑」


北人「やだまこっちゃん〜!」


慎「いやいや、、」








壱馬さんと北人さんにはちゃんと話すのに


なんで俺にはそんな話しかけてこないの?


今だって、じーっと顔を見つめてくるくせに


自分から話したりしないじゃん








「えーっと、長谷川くんだっけ」


慎「あ、そうっす」


「壱馬くん、私と同い年のこだっけ、」


壱馬「そうやで!よー覚えたったなあ」


「へへっ、珍しく覚えてたみたい!」









なんでそんなこと覚えてるのに


こないだの出来事は覚えてないの









011→←009



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (204 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
917人がお気に入り
設定タグ:長谷川慎 , THERAMPAGE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サトウプリン | 作成日時:2020年7月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。